17年ぶり牝馬が小倉大賞典制覇!?
今週2月20日(日)に迫ったGⅢ小倉大賞典を展望していきます。
当ブログが注目するのは重賞2勝目を狙うランブリングアレー(牝6)です!
昨年の中山牝馬Sでは、不良馬場の中、7番人気の低評価を覆す差し切り勝ちを見せました。それ以降、牝馬GⅠに出走できるまで名を挙げた昨年の勢いのまま、ハンデ重賞の関門も突破してくれるのではないかと期待しています。
これまで牝馬の勝利は3度。うち2回は90年代前半で、2004年メイショウバトラーが制して以降は途絶えています。
今回はランブリングアレーを中心に小倉大賞典の展望をします!
小倉大賞典 登録馬一覧
馬名 | 負担重量 | 馬名 | 負担重量 |
---|---|---|---|
アイスバブル | 54 | スーパーフェザー | 54 |
アリーヴォ | 54 | ソッサスブレイ | 53 |
アールスター | 56 | ダブルシャープ | 56 |
ヴァイスメテオール | 55 | トップウイナー | 54 |
ヴェロックス | 56 | ノルカソルカ | 54 |
エブリワンブラック | 54 | ブラヴァス | 57 |
カデナ | 57.5 | メイショウテンモン | 51 |
クリノプレミアム | 52 | ランブリングアレー | 55.5 |
サトノアーサー | 57 | レッドフラヴィア | 52 |
ジェネラーレウーノ | 55 | ワールドウインズ | 56 |
ジュランビル | 52 | ワールドリバイバル | 53 |
スカーフェイス | 55 |
〈 目次 〉
ランブリングアレーが重賞2勝目を狙う
1800mは5戦4勝とベスト距離
ランブリングアレー 芝1800m成績
年 | 場所 | レース | 着順 |
---|---|---|---|
2019年 | 中山 | フラワーC | 3着 |
2020年 | 小倉 | 日田特別 | 1着 |
京都 | 糺の森特別 | 1着 | |
京都 | カシオペアS | 1着 | |
2021年 | 中山 | 中山牝馬S | 1着 |
現在6歳になるランブリングアレーはキャリア18戦6勝という成績です。
それだけですとイマイチな成績ですが、6勝のうち4勝は1800mという点に注目しています。
もちろん小倉大賞典は芝1800m。
この小倉芝1800mでも2020年日田特別を制してします。
以下の通り、中山・京都・小倉と3場で制しており、コース形態というよりも1800mの距離がベストと考えられます。
ディープ産駒は過去3勝
血統面をみてみると、ディープインパクト産駒も過去3勝と相性は良いです。
2014年 ラストインパクト
2016年 アルバートドック
2020年 カデナ
小倉競馬場は小回りコースで先行が有利です。
そのため末脚を生かすタイプのディープ産駒には不利に感じますが、カデナ・アルバートドックに関しては4角時点では後方、そこから差しきっています。
ランブリングアレーも後方からのレースになるかと思いますが、その点も不安はありません。
調教での動きは抜群!
そんなランブリングアレーですが、1週前調教では抜群の動きを見せました!
栗東CWを5ハロン 67.1 - 1ハロン 11.8で走りました。4ハロンのタイムは50.8と調教ながら、かなり早いタイムで走っていることが分かります。
以下のコメントでもある通り、得意の1800mで行われるだけあり、陣営が本気で勝ちに来ているように感じます。
友道康夫調教師 コメント
「小倉は走っているし、1800メートルは実績のある距離。力は出せると思うし、今回はいい条件だと思うので」
(スポーツ報知)
「牝馬は負ける」を打ち破るか?
2004年以降は牝馬連敗中
今回有力に思えるランブリングアレーですが、牝馬の勝利が2004年以降ない点は気がかりです。
2004年に制したのはメイショウバトラーです。当時51キロの斤量を活かし、人気薄ながら快勝でした。
牡馬の半分ほどの馬券内率
勝率・馬券率に関しては以下の通りです。
31頭の牝馬が出走した中、制覇したのは上記の1頭のみ。
馬券に絡んだのも少数で確率は3着内に広げてようやく1割を超えるほどです。
データ的にはかなり牝馬が他と比べ劣勢と言えます。
20年/性 | 牡 | 牝 | セン |
---|---|---|---|
単 | 17 | 1 | 3 |
連 | 35 | 3 | 4 |
複 | 55 | 4 | 4 |
20年/性 | 牡 | 牝 | セン |
---|---|---|---|
単 | 5.9% | 3.2% | 23.1% |
連 | 12.2% | 9.7% | 30.8% |
複 | 19.1% | 12.9% | 30.8% |
牡馬 | 牝馬 | セン馬 | |
---|---|---|---|
20年 | 288 | 31 | 13 |
斤量55.5キロは有利か不利か?
データ的に軽ハンデが有利とは言えない
斤量の面ではどうでしょうか?
ランブリングアレーが背負う斤量は55.5キロ。出走馬の中ではちょうど平均くらいの斤量です。
過去のデータを見ても、決して軽ハンデの馬ばかりが好走しているわけではありません。むしろ55キロやそれ以上の馬の好走が多いです。
そのため斤量の面で不安視する必要はないように感じます。
1着:斤量 | 2着:斤量 | 3着:斤量 | |
---|---|---|---|
2001 | 56 | 53 | 56.5 |
2002 | 53 | 53 | 53 |
2003 | 54 | 54 | 54 |
2004 | 51 | 55 | 55 |
2005 | 57.5 | 55 | 57 |
2006 | 54 | 54 | 59 |
2007 | 57.5 | 56 | 56 |
2008 | 57.5 | 57 | 56 |
2009 | 57 | 57 | 55 |
2010 | 54 | 54 | 54 |
2011 | 55 | 57 | 56 |
1着:斤量 | 2着:斤量 | 3着:斤量 | |
---|---|---|---|
2012 | 56 | 56 | 57.5 |
2013 | 57 | 55 | 55 |
2014 | 55 | 57 | 55 |
2015 | 58 | 56 | 57 |
2016 | 55 | 58 | 55 |
2017 | 56 | 57 | 57.5 |
2018 | 54 | 53 | 56.5 |
2019 | 57 | 54 | 53 |
2020 | 57 | 52 | 55 |
2021 | 56.5 | 57 | 53 |
まとめ
いかがでしょうか?
当ブログが注目しているランブリングアレー。調教の動きからしても今回は好走が期待されます。
しかし「牝馬の活躍が少ない」という点だけは気がかりです。
伝統のハンデ重賞である小倉記念。斤量的には決して不利な状況ではありませんし、十二分で好走する可能性が考えられます。
今週末は注目のGⅠフェブラリーステークスもありますが、是非、小倉大賞典のランブリングアレーにも注目してみてください!
小倉大賞典 データ(おまけ)
過去上位入線した馬一覧(2001年~)
1着馬 | 2着馬 | 3着馬 | |
---|---|---|---|
2001 | ミスズシャルダン | マイネルブラウ | ロードプラチナム |
2002 | タマモヒビキ | ウインシュナイト | ダイタクバートラム |
2003 | マイネルブラウ | ユウワンプラテクト | ゼンノショウグン |
2004 | メイショウバトラー | オースミコスモ | トレジャー |
2005 | メイショウカイドウ | セフティーエンペラ | エイシンチャンプ |
2006 | メジロマイヤー | エイシンドーバー | メイショウカイドウ |
2007 | アサカディフィート | エイシンドーバー | マヤノライジン |
2008 | アサカディフィート | マルカシェンク | シルクネクサス |
2009 | サンライズマックス | ヤマニンキングリー | ミヤビランベリ |
2010 | オースミスパーク | ナリタクリスタル | マヤノライジン |
2011 | サンライズベガ | バトルバニヤン | リルダヴァル |
1着馬 | 2着馬 | 3着馬 | |
---|---|---|---|
2012 | エーシンジーライン | スマートギア | コスモファントム |
2013 | ヒットザターゲット | ダコール | ダローネガ |
2014 | ラストインパクト | カフナ | ブレイズアトレイル |
2015 | カレンブラックヒル | コスモソーンパーク | ダコール |
2016 | アルバートドック | ダコール | ネオリアリズム |
2017 | マルターズアポジー | ヒストリカル | クラリティスカイ |
2018 | トリオンフ | クインズミラーグロ | スズカデヴィアス |
2019 | スティッフェリオ | タニノフランケル | サイモンラムセス |
2020 | カデナ | ドゥオーモ | ジナンボー |
2021 | テリトーリアル | ボッケリーニ | ディアンドル |
年齢別 馬券内率(2001~)
2001~ | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
単 | 6.9% | 6.3% | 7.0% | 6.9% | 0.0% | 8.3% | 20.0% | 0.0% |
連 | 17.2% | 12.7% | 11.6% | 13.8% | 6.3% | 8.3% | 20.0% | 0.0% |
複 | 22.4% | 22.8% | 17.4% | 19.0% | 6.3% | 25.0% | 20.0% | 0.0% |
年齢別 出走頭数(2001年~)
歳 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20年 | 58 | 79 | 86 | 58 | 32 | 12 | 5 | 2 |
人気別 馬券内率(2001~)
2001年~ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
単 | 15% | 10% | 15% | 10% | 5% | 15% | 10% | 0% | 0% | 5% | 15% | 0% | 5% | 0% | 0% | 0% |
連 | 40% | 30% | 20% | 15% | 5% | 25% | 20% | 10% | 5% | 15% | 15% | 0% | 5% | 0% | 5% | 0% |
複 | 60% | 40% | 30% | 25% | 30% | 30% | 25% | 10% | 5% | 15% | 20% | 5% | 10% | 5% | 5% | 0% |
小倉芝1800m 勝ち馬の4角での番手(2022年)
日付 | 天気 | 状態 | コース | 名前 | 頭数 |
---|---|---|---|---|---|
1月15日 | 晴 | 良 | A | 4歳以上1勝クラス | 16頭 |
1月15日 | 晴 | 良 | A | 壇之浦ステークス | 12頭 |
1月16日 | 曇 | 良 | A | 宇佐特別 | 14頭 |
1月22日 | 晴 | 良 | A | 鳥栖特別 | 15頭 |
1月29日 | 晴 | 良 | A | 日田特別 | 12頭 |
2月5日 | 雪 | 良 | A | 玄海特別 | 10頭 |
2月6日 | 晴 | 良 | A | 波佐見特別 | 16頭 |
2月13日 | 曇 | 稍 | B | 太宰府特別 | 13頭 |
日付 | 名前 | 位置-1着 | 位置-2着 | 位置-3着 |
---|---|---|---|---|
1月15日 | 4歳以上1勝クラス | 6 | 4 | 9 |
1月15日 | 壇之浦ステークス | 5 | 1 | 5 |
1月16日 | 宇佐特別 | 6 | 8 | 3 |
1月22日 | 鳥栖特別 | 13 | 4 | 9 |
1月29日 | 日田特別 | 3 | 2 | 1 |
2月5日 | 玄海特別 | 2 | 1 | 4 |
2月6日 | 波佐見特別 | 3 | 5 | 2 |
2月13日 | 太宰府特別 | 6 | 10 | 3 |