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【日記】フェブラリーSはカフェファラオ連覇!福永が鎖骨骨折から復活V(2月19・20日)

【日記】フェブラリーSなど(2月19・20日) 

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2022年初G1フェブラリーSが開催

世間では北京で開催されている冬季五輪が締めくくりを迎えている。日本勢はカーリング女子が決勝へ進み英国に次ぐ準優勝に輝くなど、各種目好成績で日本史上最多のメダル数だった。

 

盛り上がりをみせた五輪も本日で閉会。そして「新年明けてもう2カ月!?」と確認なのか驚嘆なのかは不明だが、声があちらこちらに起きる。

 

そんな時期に差し掛かると日本競馬では新年第1発目のGⅠがやってくる。東京ダート1600mフェブラリーステークスだ。

 

カフェファラオの完勝!

終わってみれば昨年覇者カフェファラオの完勝で至極簡単なレースではあった。

 

しかし下馬評は違った。能力は拮抗しているうえダラダラ続く雨で重馬場開催とくれば、各者が思い描くレースはバラバラだった。

 

上位6頭がオッズ1桁の混戦となったのには訳がある。同時期に開催されるサウジカップだ。今年はチャンピオンC王者のテーオーケインズが遠征しフェブラリーSは回避した。

 

近年はほぼ毎月のように話題になる海外挑戦。海外が遠くなくなり仕方のないことだが、「数多くの名レースが海外遠征によって阻まれている」近年はそんな声も多い。「国内で数少ない枠を競うより海外遠征した方が勝ちやすい」そんな雰囲気もあるような気がしてならない。

 

先行した3頭で決着!

フェブラリーSに話を戻そう。レースで1番人気となったのはレッドルゼル(3.9倍)だ。

 

JBCスプリント制覇など人気に推されるだけの成績だが、2番人気カフェファラオ(5.1倍)や次ぐ人気アルクトス(7.0倍)、ソダシ(8.1倍)に不安材料があり人気が沈んだゆえ、押し上げられた雰囲気もあった。

 

案の定、レッドルゼルは敗れた。馬場の影響か前半800mが46.8とスタートからレースは動き、最後の600mが34.6と芝さながらのレースタイムだった

 

ゲートでポンとでたテイエムサウスダンや芝馬のソダシが先手をとり、そのやや後ろにカフェファラオがつける。レッドルゼルは勝ち馬を見る形でその後ろにつけた。

 

一団で4角へ差し掛かかったため「後方馬が直線で並びかけるか!?」と思えたが、水を含んで軽くなったダート、そして東京コースに強い王者がそうはさせなかった。

 

結局は4角で前にいた3頭での決着。その中でもカフェファラオの脚色は他馬とは彩度が違っていた。上り34.3と、一頭だけ0.3秒ほど速く走っているのだから当然だ。

 

記録は2 1/2馬身だったが、直線がもっと長ければ大差とは言わずとも、それに近いものだったのでないか。それくらい完勝だった。

 

安田記念を使ったら面白い」と解説者が言う。冗談にも聞こえるが、半分は本気だ。コースを選ぶカフェファラオは「東京専用」と言われるほどのため、次走が難しい。能力はたしか、それは3歳時から明らかだった。ただ他の競馬場なら昨年末の姿に戻ってしまうかもしれない。次回のダートGⅠも混戦となりそうだ

 

小倉大賞典 アリーヴォがジンクス打破

東京から離れ、北九州ではハンデ重賞小倉大賞典が行われた。

 

1番人気となったのはアリーヴォ(4.4倍)。内枠有利のため大外16番枠は決して良いとは言えなかったが、初騎乗の横山和生騎手のエスコートで人気に応える勝利となった。

 

最後の直線では「これぞハンデ戦!」と言うべき横一線の接戦となった。しかし荒れた稍重の馬塲で内側を走った馬は苦しんだ。

 

大外の勝ち馬が一番よい脚色で、次いで1800mが大得意のランブリングアレー。そして小倉大賞典常連のカデナが最後の最後3着に食い込んだ。

 

2022年1人気が重賞初勝利

2022年初となる1番人気の重賞制覇だった。

 

土曜日までは立て続けに1人気馬が崩れ、ある種のジンクスになりつつあったが横山兄と期待の4歳馬がこれを止めた。

 

先週から阪神、そして来週から中山と、いよいよ春へ向けボルテージが週ごとに上がっていくなか、これからは1人気が強い競馬を見せるレースもたくさん見たいものだ。

岩田望来が初重賞制覇!!

土曜日に行われた京都牝馬ステークスでは関西若手騎手の岩田望来が初の重賞制覇を成し遂げた。

 

「1人気未勝利」と同じではないが、岩田望来騎手の重賞未勝利もファンの中ではある種のジンクスとして話題だった。もちろん「こんなに勝っているのにまだ勝っていないの!?」という意外性からくる話題だ。

 

19日の京都牝馬ステークスJRAの重賞挑戦は98回目。昨年の騎乗数が889と騎手全体の中でも信頼度が高いだけに、これを機にGⅠ制覇へ突き進むかもしれない。

 

父で岩田康誠騎手はnetkeiba.comでのインタビューにて息子の活躍をこう話す。

 

活躍してるよなぁ。親としてうれしい半面、まだまだやなっていうのもある。数は勝っているけど、中身が…。重賞でももっと思い切って乗れと思うし、考え過ぎやねんとも思う。いろんな意味でもっと積極的になってほしいね。」

 

少々辛口と思いきや最後にはこう付け加えた。

 

「関西で一番になるよ、あいつは」

(引用:netkeiba.com 『【岩田康誠騎手】「こんな取材の時間も無駄やねん!笑」全身全霊で挑むテイエムサウスダンとのGI 』

 

来週は競馬界では節目となる日

いよいよ来週は2月最終週。つまり今年で去るホースマンを見送る週となる。

 

大きく取り上げられるのは藤沢和雄調教師だが、もちろんそれだけではない。

 

メジロブライトレインボーライン浅見秀一調教師や、ホエールキャプチャ田中清隆調教師、その他、古賀史生調教師、高橋祥泰調教師、柄崎孝調教師、堀井雅広調教師と7名の調教師が競馬界を去る。

 

最終週、管理馬が勝利を飾ることができるかどうか?結果はどうあれ有終の美であることには間違えない。来週だけは晴天での競馬をなんとしても期待したい。

 

2022年2月20日