今回のテーマは・・・?
2022年の武豊騎手のお手馬は?
どの馬でクラシックレースにでるの?
有力馬の近況は?
武豊騎手は2021年の2歳戦で絶好調でした。
2歳戦だけで25勝、勝利した馬の数は計20頭です。
その中には朝日杯を制したドウデュースや期待馬トゥデイイズザデイなど有力馬も多く含まれています。
武豊騎手のクラシック制覇は2019年菊花賞をワールドプレミアで制した以降はありませんが、今年は3年ぶりの勝利が期待できるのではないでしょうか?
そこで今回は2022年のクラシックレースを武豊騎手と共に戦う馬を厳選してご紹介していきます。
2022年武豊騎手のクラシック騎乗馬(想定)
皐月賞⇒ドウデュース
桜花賞⇒ウォーターナビレラ
NHKマイル⇒ウォーターナビレラ
日本ダービー⇒ドウデュース or トゥデイイズザデイ?
オークス⇒お手馬不在
菊花賞⇒未定
秋華賞⇒未定
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2022年武豊騎手の有力馬は?
ドウデュース
ハーツクライ | サンデーサイレンス |
---|---|
アイリッシュダンス | |
ダストアンドダイヤモンズ | Vindication |
Majestically |
調教師 | 友道康夫 |
---|---|
生産者 | ノーザンファーム |
馬主 | キーファーズ |
通算成績 | 3戦3勝 |
主な勝ち鞍 | 2021GⅠ朝日杯FS |
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最大の武器は「競馬が上手」なところ
2021年12月19日のGⅠ朝日杯で武豊騎手と共に初の帝冠を手にしたドウデュース。この勝利でデビュー3連勝となりました。
デビュー戦となった小倉競馬場ではスローペースのなか折り合い上り最速タイムで締めると、次戦東京競馬場でのアイビーSでは長い直線でも瞬発力で劣ることなく着差以上の完勝。
続く3戦目。真価が問われた朝日杯では前半600mが34秒台の締まった流れにも対応し、直線では先行馬を大外から一掃しました。
ドウデュースの強さはこの3勝が全く別の環境下で手にした勝利であることが何よりも証拠です。
武豊騎手もドウデュースについて「手のかからない馬」「現時点では言うことがない」と話しておりレースセンスの高さが窺えます。
【朝日杯 勝利インタビュー】
2歳王者のジンクスが最大の壁
GⅠ勝利はほとんどの場合は最終目標にあたりますが、2歳GⅠに限っていえば来年の本番を見据えた通過点と言えます。
特にドウデュースはハーツクライ産駒で今後のさらなる成長が見込めるだけあり、来年以降の結果を期待せずにはいられません。
しかし朝日杯を制した馬は総じてクラシックでの成績が芳しくありません。
「2歳王者はクラシックで勝てない」というのは競馬ファンの中で有名なジンクスとして語られています。
朝日杯の歴代勝ち馬を見るとそれは一目瞭然。
サリオス・ダノンプレミアム・リオンディーズ・ダノンプラチナ・ドリームジャーニー・バブルガムフェロー・フジキセキなど、競馬史に残る名馬も多くいますが、ことごとく敗戦、もしくは出走が適っていません。
もちろん数は少ないが勝利した馬はいます。
最近では2012年に朝日杯を制したロゴタイプ。キズナ×武豊が日本ダービーを制した世代と言えばわかりやすいでしょうか。エピファネイヤやコディーノといった素質馬が拮抗し史上稀に見る混戦の世代でした。そんななか1分58秒0の高速決着を制したのがロゴタイプでした。
しかし、2歳王者の皐月賞制覇はロゴタイプの前だと、なんと1993年ナリタブライアンまで遡ります。その前は1991年のミホノブルボン。もはや「ジンクス」の域を越えていえるような、朝日杯と皐月賞の間には強固な壁を感じます。
つまり、一言で言い表すとすでば、2歳王者と言えど、翌年のクラシックではあくまでも挑戦者の立ち位置には変わりないということです。
注目の3歳緒戦は弥生賞を予定
皐月賞で相手になるのは東スポ杯を勝利したイクイノックスやホープフルSを制したもう1頭の2歳王者キラーアビリティが想定されます。
特に、未だベールに包まれたままのイクイノックスの能力は脅威です。スローペースと言えど、直線で見せた上り3ハロン32秒台の末脚は、この世代トップを感じさせる迫力がありました。
ドウデュースの今後は、朝日杯後には皐月賞直行も示唆されたが、前哨戦の弥生賞(GⅡ・3月)の出走が発表されています。
武豊騎手はドウデュースについて、「まだしっかり仕上げた感じは一度もない」とはなし、さらなる成長の可能性を示唆します。
レースの副賞にもなっているディープインパクト以来となる武豊騎手の皐月賞勝利を後押しする活躍を、ぜひドウデュースには期待したいです。
小倉デビューのダービー馬
クラシックで活躍する馬の多くは東京や京都といった主要競馬場でのデビューが多い。そのためドウデュースのような小倉デビューの馬が活躍する印象は少ない。
2006年日本ダービー馬メイショウサムソンは、数少ない小倉競馬場デビューのダービー馬だ。
2005年7月31日小倉競馬場芝1800mでデビュー。デビュー戦で2着に敗れると次戦も連敗した。勝利したのは3戦目。夏の小倉開催で3度出走しようやく初勝利を手にした。
その後も勝ち負けを繰り返し、2歳だけで7戦した。そしなメイショウサムソンは走るたびに成長を重ね、キャリア11戦目となった日本ダービーで1番人気に応え勝利した。レース後、管理する瀬戸口調教師はメイショウサムソンを「この馬はエリートではなく雑草」と表現した。
前年の3冠馬のような光る存在ではなかったメイショウサムソンであったが、戦うごとに凄みを増していき、遂には世代の頂点へ。デビューの地で能力の優劣は決まらず日本ダービーさえも勝利できることを証明した。小倉競馬場でデビューしたGⅠ馬は他にも2014年日本ダービー馬ワンアンドオンリーや2012年桜花賞馬レーヌミノルなどがいる。
ウォーターナビレラ
父 シルバーステート
母 シャイニングサヤカ 母父キングヘイロー
馬主 : 山岡正人 調教師 : 武幸四郎
阪神JF3着のリベンジを桜花賞で!
牝馬路線のお手馬で最有力なのがウォーターナビレラです。デビュー3連勝で迎えた阪神JFでは3着に敗れるも、1着馬サークルオブライフとの着差はたった1馬身。悲観する内容ではありませんでした。
阪神JFの決着タイムは1分33秒8。前後半3ハロンのタイムは34秒1-34秒8と比較的前半から流れる展開のなか、勝利まであと僅かの走りは素質の表れです。
「そう遠くない」武兄弟のGⅠ初制覇
ウォーターナビレラを囲むチームは、日本競馬界で最も有名な兄弟がいます。
もちろん鞍上の武豊騎手と管理する武幸四郎調教師です。
2017年で鞭を置き翌年に開業すると、2018年3月3日に管理馬が初出走初勝利を決めました。もちろんこの時の鞍上も武豊騎手です。
初G1挑戦となった阪神JFでは初勝利とならなかったものの、武豊騎手は「近いうちに実ることもあるはず」と公式HPでコメント。
豊騎手はもちろんですが、幸四郎調教師も騎手時代にはメイショウマンボで牝馬2冠を達成。その他ソングオブウィンドで菊花賞も制覇しており、クラシックには縁がある騎手でした。
武豊騎手の言葉通り、春のクラシック桜花賞で、このウォーターナビレラが「兄弟での初G1制覇」現実にするかもしれません。
キングヘイローが再びクラシックの舞台へ
ウォーターナビレラで注目すべきは武兄弟のコンビだけではありません。
ウォーターナビレラの血統には実にロマンが溢れています。
父が無冠ながら史上最強とも謳われる新種牡馬シルバーステート。そして母父は90年代後半にターフを沸かせた キングヘイローです。
新種牡馬シルバーステートへの注目はもちろんですが、母父キングヘイローというのが実は現在ちょっとしたブームになっています。
2021年のスプリンターズSを制したピクシーナイトや、フランス遠征でフォア賞を制覇し天皇賞春や有馬記念でも好走したディープボンド。セントライト記念で大波乱を演出したアサマノイタヅラなど、2021年は母父キングヘイローの馬が大活躍の1年でした。
もちろんこれは数字にも表れています。
2020年までは母父キングヘイローの重賞制覇が3勝だったのに対し、2021年は1年間だけで重賞8勝。22戦8勝(36.4%)という成績は、ディープインパクト(90戦6勝・勝率6.7%)やキングカメハメハ(93戦7勝・勝率7.5%)の成績を優に上回ります。
四半世紀前の敗戦のリベンジなるか
キングヘイローと言えば、スペシャルウィークやセイウンスカイといった最強世代のクラシックで3強の一角を成した名馬ですが、一番初めに思い出されるのは、やはり日本ダービーでは先行策をとり14着大敗。若かりし福永騎手との苦い敗戦の記憶です。
しかし今年は牡馬のイクイノックス・牝馬のウォーターナビレラと、キングヘイローの血が四半世紀の時を越え、念願の制覇へクラシックロードを1歩1歩着実に歩を進めています。
1998年の日本ダービー
1998年の日本ダービーは語り継がれる3強の戦いであり、同時に当時ダービー未勝利の横山典弘・武豊・福永祐一それぞれのダービーへの想いが交差する戦いだった。
1番人気はスペシャルウィーク、次いで2番人気にキングヘイローが推された。皐月賞馬セイウンスカイは府中の直線を逃げ切れまいと考えられ3番人気だった。
しかしこの年セイウンスカイを抑え逃げたのはキングヘイローだった。しかも、かなりのハイペースだ。これは奇策というより、デビュー2年目の新人だった福永祐一の逸走とも見られた。どれくらい早かったかと言えば、当時の記録では史上2番目に速いハイペース。当然直線でキングヘイローは失速し大敗、セイウンスカイも4着と掲示板確保がやっとだった。
競馬の神様がほほ笑んだのはスペシャルウィーク×武豊だ。ハイペースで進む中、後方集団で足をためると直線で末脚が炸裂した。「並ばない、並ばない、あっという間に置き去りにした」当時の実況ではそう表現された。
トゥデイイズザデイ
生年月日 | 2019年4月8日 |
---|---|
調教師 | 池江泰寿 (栗東) |
馬主 | 前田葉子 |
生産者 | ノースヒルズ |
兄弟 | ヴィヴァン |
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo |
---|---|---|
Wishing Well | ||
ウインドインハーヘア | Alzao | |
Burghclere | ||
キトゥンズクイーン | Kitten's Joy | El Prado |
Kitten's First | ||
High Chant | War Chant | |
Highfalutin | ||
名手が期待を寄せる注目の期待馬
名門池江泰寿厩舎に馬主は㈱ノースヒルズの代表を務める前田幸治氏の妻葉子さん。
武豊騎手に馴染み深いチームの期待馬がトゥデイイズザデイです。デビュー前より素質が評価されています。
2019年に亡くなった父ディープインパクトの産駒は2020年に生まれた6頭(日本登録)が最後。ただ、たった6頭しかいないため、トゥデイイズザデイの世代が「実質最後」とも言えます。
武豊騎手がデビュー戦の前段階で「将来性の高さの一端をお見せできれば」と期待を口にしただけあり、おそらく能力は本物。
6度目のダービーもノースヒルズとのコンビでの達成となるのか。アンチに何を言われようとも、トゥデイイズザデイは間違いなく来年のクラシック有力馬です。
京都2歳Sの敗戦を糧に変えられるか
快勝だった新馬戦後には早くもクラシックでの走りを待ち望む声もあったほどですが、そんなトゥデイイズザデイの現況は芳しくありません。
ご存じの通り2戦目京都2歳Sでの大敗がその原因です。
3角でのアクシデントにより、武騎手いわく「ハミがかからなくなった」とのこと。直線では新馬戦のような切れる脚はみれず、期待外れの6着に敗れました。
この敗戦で2歳GⅠへの出走は見送り。再スタートが余儀なくされました。
次走は1月中旬に行われる条件戦の梅花賞が予定されていますが、クラシックを期待するからには連敗は許されません。
トラブルによる敗戦と、京都2歳Sの敗戦をノーカンにさせるような快勝を期待したいです。
(追記)1/16 梅花賞では1番人気セレシオンに敗れ2着。
ロン
シルバーステート | ディープインパクト |
---|---|
シルヴァースカヤ | |
アモーレヴォレ | アグネスデジタル |
ダンシングハピネス |
調教師 | 石橋守 |
---|---|
生産者 | 三嶋牧場 |
馬主 | キーファーズ |
通算成績 | 2戦2勝 |
主な勝ち鞍 | 2021 野路菊S(OP) |
底知れない能力秘める期待の牝馬
新種牡馬シルバーステート産駒のロンはたった数年で一大馬主になったキーファーズの持ち馬であるうえ、調教師は武豊騎手と親交の深い石橋守調教師と、武豊ファンにとってはたまらない1頭。
ロンという馬名の由来はフランス語のRond。日本語では円・丸いという意味とのこと。こういったフランスを背景にもつ馬名は、凱旋門へ意識の高いキーファーズの色がでています。現地ではパドックの事をRondと呼ぶことがあるらしいです。
母父アグネスデジタルはサウンドキアラ・ブラックスピネルなど短距離~マイルの印象が強いですが、この馬は芝2000mでのデビュー。
馬体も2歳で490キロ台としっかりしています。父の種牡馬としての能力が未知数のため、どのように成長するかが今後に注目です。
函館でのデビュー戦から野路菊Sと、どちらも牡馬を相手に勝利。しかも豪快な勝ちっぷりで野路菊Sでは2着馬を4馬身(0.5秒)離す走りを見せました。
武豊騎手も「将来的に楽しめる馬に出会った」と語っており活躍が期待されます。
屈腱炎によりとん挫したクラシックロード
そんな期待馬ロンですが、1月6日、キーファーズHPより「ロンが屈腱炎を発症」と発表されました。
石橋守調教師のコメントによれば、腱の損傷率が10%未満だったと言うことですが、春のクラシック全休を前提とし、秋の復帰に間に合うかどうかというのが現況です。
デビューより2000mで活躍し2冠目オークスへの期待が高かっだけあり、春の全休は悔やみきれないですが、無事の復帰を祈るほかありません。
石橋守調教師は「秋に条件戦から再スタート」という目標を公言しており、ロンの走りは暮れまでのお預けとなりますが、回復し再び武豊騎手の有力馬として戻ってくることを期待したいです。
父シルバーステートの競走馬生活
ロンの父シルバーステートも屈腱炎に悩まされた競走馬生活だった。競走馬としての素質はデビュー時から抜けており、「無事ならば間違いなくG1タイトルを取っていた」と評されている。鞍上を務めた福永騎手も過去に騎乗した馬の中で「能力は断トツ」と話したほどだ。
屈腱炎を発症した時期もロンと同じ1月。共同通信杯へ向け調整をしていた際に発覚した。そこから復帰まで1年と4カ月。長いブランクはあったが幸い競走馬としての素質は保たれていた。復帰のオーストラリアTを快勝すると、翌月の垂水Sも勝利。ケガ前から4連勝とした。
しかし、秋の毎日王冠を目指す途中ふたたび屈腱炎を発症。結局、重賞に出走することも許されず引退となった。その後は優駿スタリオンステーションで種牡馬入り。同スタリオンのパンフレットには「幻の最強馬」と紹介されている。
アスクワイルドモア
父キズナ
母 ラセレシオン 母父ゼンノロブロイ
馬主 : 廣崎利洋HD 調教師 : 藤原英昭
ドブーネ
父ディープインパクト
母 プレミアステップス 母父 Footstepsinthesand
馬主 : 藤田 晋 調教師 : 武幸四郎