この記事はこんな方へオススメ!
菊花賞の有力馬を知りたい!
注目馬の近況・次走を知りたい!
期待の上り馬を知りたい!
2022年クラシック戦線はご存じのとおり有力馬多数で能力が拮抗しています!
そんな中、この記事では「クラシック有力馬まとめ(牡馬編)」として秋以降の大舞台で活躍が期待される注目のサラブレットをご紹介します。
★★2022年10月23日(日)GⅠ菊花賞関連記事はコチラ!★★
【目次・紹介馬一覧】
”最後の1冠”を制するのはどの馬!?
日時 | 10月23日(日) |
---|---|
場所 | 阪神競馬場 |
距離 | 芝3000m |
条件 | 3歳牡牝 |
斤量 | 牡馬57キロ 牝馬55キロ |
前年度 勝ち馬 |
タイトルホルダー |
有力馬が別路線で”超混戦模様”
ご存じの通り、春に行われたクラシックレースは、皐月賞はジオグリフ、日本ダービー(東京優駿)はドウデュースが勝利しました。
残る3戦目の菊花賞は、この秋、10月23日(日)に開催されます。
しかし、肝心の出走馬は明確になっていません。というのも、皐月賞馬ジオグリフはケガで戦線離脱(※追記 天皇賞秋で復帰予定)、ダービー馬ドウデュースはフランス凱旋門賞へ出走するため不在となり、さらにはイクイノックスやダノンベルーガも古馬中距離路線への挑戦が濃厚です。
残された馬の能力は拮抗しており、現在では勝ち馬の予想が全くつきません。まさにどの馬にもチャンスがある戦いです。
【有力馬の動向】
ドウデュース | 凱旋門賞 |
---|---|
イクイノックス | 天皇賞秋 |
ジオグリフ | 天皇賞秋 |
ダノンベルーガ | 未定 |
キラーアビリティ | 未定 |
”内枠有利”な阪神3000mで開催
昨年に続き今年の菊花賞も、京都競馬場の改修工事の影響で阪神芝3000mで代替開催となります。
このコースは内枠有利のコースと言われています。理由を一言で言えば、内枠の方が好位置をとりやすく優位にレースをすすめられるからですが、細かく言うと以下の2点が挙げられます。
- スタート~第1コーナーまでの距離が短い
第一の理由として、内回りコースを1周半する阪神3000mは、向こう正面中程からスタートしてから、始めのコーナー(3コーナー)までの距離が短く、すぐにカーブへ差し掛かかります。
そのため第一コーナーまでの距離が短い内枠の馬が有利で、距離が長い外枠の馬にとっては、理想より後方の位置取りを強いられることが多くなります。
- レース中に隊列が変わりずらい(動きずらい)コース
上記の理由に加え、阪神3000mはレース中に隊列が変わりにくい傾向にあり、その傾向が、より一層内枠の馬を有利にさせます。
なぜ隊列が変わりにくいかと言うと、このコースは内回りなので、馬が息を入れる暇が少なくからです。
むやみに位置取りを上げようとすると、息を入れることができず終盤にばててしまう恐れがあるため、騎手にとって、レース中盤に位置取りをあげるのは、なかなか度胸が必要になる行為です。
つまりは、スタートで後方になると前へ行きたくても動けなくなってしまいます。
そのため阪神3000mのレースを優位に進めるためには、スタートでの位置取りがかなり重要になり、必然的に内枠の馬が利を受けるのです。
- 昨年勝ち馬タイトルホルダーは2枠3番
昨年はスタートからハナをきったタイトルホルダーが、自分のペースでレースをすすめ、5馬身差の完勝を決めました。
人気馬オーソクレースやステラヴェローチェは、後方からレースをすすめ、終盤に外側を回らざる負えなかったため、直線で追い上げるも勝ち馬には到底届かず、好位から直線で粘り込みをはかったディヴァインラブとの2着争いが限界でした。
やはりレース序盤の位置取りがレース攻略の鍵を握っていると言えるでしょう。
【2021年菊花賞 結果】
着 | 馬 | 騎手 | 人 |
---|---|---|---|
1 | タイトルホルダー | 横山武史 | 4 |
2 | オーソクレース | ルメール | 3 |
3 | ディヴァインラヴ | 福永祐一 | 6 |
4 | ステラヴェローチェ | 吉田隼人 | 2 |
5 | ディープモンスター | 武豊 | 7 |
6 | ヴェローチェオロ | 幸英明 | 12 |
7 | アリーヴォ | M.デム | 11 |
8 | エアサージュ | 藤岡佑介 | 10 |
9 | アサマノイタズラ | 田辺裕信 | 5 |
10 | ヴィクティファルス | 池添謙一 | 8 |
11 | セファーラジエル | 鮫島克駿 | 17 |
12 | ロードトゥフェイム | 丹内祐次 | 15 |
13 | レッドジェネシス | 川田将雅 | 1 |
14 | モンテディオ | 横山和生 | 13 |
15 | グラティアス | 松山弘平 | 14 |
16 | ヴァイスメテオール | 丸山元気 | 9 |
17 | ノースザワールド | 和田竜二 | 18 |
18 | ワールドリバイバル | 津村明秀 | 16 |
3冠目菊花賞へ出走する馬は?
皐月・ダービー組からの有力候補
春の有力馬の多くが他路線へ進みますが、もちろん菊花賞を目指してくる馬もいます。
皐月・ダービーに出走した馬の中からは、アスクビクターモア・プラダリア・ジャスティンパレス・ラーグルフが挙げられます。
あくまでも予定ですが、この3頭は菊路線へ進む可能性が高いとみらえており、能力的にも上位争いを演じるポテンシャルを持つ3頭です。
アスクビクターモア
ディープインパクト | サンデーサイレンス |
---|---|
ウインドインハーヘア | |
カルティカ | Rainbow Quest |
Cayman Sunset |
調教師 | 美浦 田村康仁 |
---|---|
生産者 | 社台ファーム |
馬主 | 廣崎利洋HD |
通算成績 | 7戦3勝 |
主な勝ち鞍 | GⅡ弥生賞 |
前走 | 9/19 セントライト記念 2着 |
次走 |
10/30菊花賞(未確定) |
- 操縦性の高さと先行力が武器
春の2冠は共に掲示板にのる好走をしました。特に日本ダービーでは、逃げるデシエルトの2番手でレースをすすめ、直線では余力を残したまま先頭に立つと、上位人気馬相手に堂々3着に入線。収穫の多いレースでした。
皐月賞 | 5着 |
---|---|
ダービー | 3着 |
瞬発力勝負では分が悪いですが、逃げることも好位置に控えることもできる操縦性の高さは菊花賞で強力な武器になりそうです。
セントライト記念から菊花賞へ進むとみられており、昨年勝ち馬タイトルホルダーのような逃げ切り勝ちを決める可能性も十分に考えられるでしょう(※追記 9/23 セントライト記念2着 菊花賞出走は未定)。
プラダリア
ディープインパクト | サンデーサイレンス |
---|---|
ウインドインハーヘア | |
シャッセロール | クロフネ |
ポポラス |
調教師 | 栗東 池添学 |
---|---|
生産者 | オリエント牧場 |
馬主 | 名古屋友豊 |
通算成績 | 5戦2勝 |
主な勝ち鞍 | GⅡ青葉賞 |
前走 | 5/29 東京優駿 5着 |
次走 |
9/25 神戸新聞杯 |
- 1月デビューもダービーへ間に合った素質馬
デビューしたのは1月15日の新馬戦。そこから3戦目で初勝利をきめると、次戦でいきなりGⅡ青葉賞を制し日本ダービーへの切符を手にしました。
皐月賞 | 未出走 |
---|---|
ダービー | 5着 |
ダービーでは直線の内側をジリジリと伸びて5着に入線。やはり、上位4頭とは脚色も劣っていましたが、デビュー時期を考慮すれば大健闘ではないでしょうか。
皐月賞馬ジオグリフに先着したところを見ても、十分にGⅠ馬になるポテンシャルを持っていると言えます。
ジャスティンパレス
ディープインパクト | サンデーサイレンス |
---|---|
ウインドインハーヘア | |
パレスルーマー | Royal Anthem |
Whisperifyoudare |
調教師 | 栗東 杉山晴紀 |
---|---|
生産者 | ノーザンファーム |
馬主 | 三木正浩 |
通算成績 | 5戦2勝 |
主な勝ち鞍 | 21'黄菊賞(1勝クラス) |
前走 | 5/29 東京優駿 9着 |
次走 |
9/25 神戸新聞杯 |
- 春2戦で本領発揮できず。秋の巻き返しへ!
ジャスティンパレスはデビュー2連勝で黄菊賞を制し、ホープフルSでは2着に入線したほどの実績馬。ただ、春のクラシックでは思い描いた走りが出来ませんでした。
皐月賞 | 9着 |
---|---|
ダービー | 9着 |
皐月賞ではスタートのタイミングが合わず出遅れてしまい9着に大敗。日本ダービーでは、前走比マイナス10キロと馬体重を大幅に落としたことが響いたか、直線で大きく斜行してしまい伸びを欠きました。
ダービー出走馬中最軽量だった448キロの馬体は明らかに成長途上です。先行の脚質からも、阪神内回りは向きそうですし、夏の成長次第では上位争いに加わってくる可能性が大いにあります。
ラーグルフ
ディープインパクト | サンデーサイレンス |
---|---|
ウインドインハーヘア | |
ワイルドウインド | Danehill Dancer |
ウーマンシークレット |
調教師 | 美浦 宗像義忠 |
---|---|
生産者 | スマイルファーム |
馬主 | 村木隆 |
通算成績 | 7戦3勝 |
主な勝ち鞍 |
21'芙蓉S(OP) 月岡温泉特別(2勝クラス) |
前走 | 9/19 セントライト記念 5着 |
次走 |
未定 |
- 皐月賞敗戦から立て直し菊花賞へ向かう!
2歳時に芙蓉Sを制覇し、ホープフルS3着の実績をあげたラーグルフは、皐月賞に出走し8着、日本ダービーへは除外となり出走は叶わなかった。
皐月賞 | 8着 |
---|---|
ダービー | 未出走 |
春は思うような成績を上げられなかったものの、月岡温泉特別(新潟芝2000m)では枠を活かして直線で最内を突き、秋の3冠目へ再スタートを決めた。
序盤スピードにのるまでに時間がかかり先行力は乏しいが、反対に終盤の直線ではジワジワと最後までしぶとく足をつかえる所は武器となる。次走はセントライト記念を予定しており、得意の中山で結果を出し菊花賞への出走を確実にしたい(※追記9/23 セントライト記念5着 菊花賞出走は未確定)。
【ホープフルS 丸山騎手コメント】
「悔しいです。テンションの高い馬ですが、良い状態でした。良いスタートを切れてレース内容としてはこれまでで一番良かったと思います」
【弥生賞 丸山騎手コメント】
「3コーナーからブレーキを踏まされるようなところがあって、そこで終わってしまいました」
【皐月賞 丸山騎手コメント】
「スタートも良く、最後もよく伸びてきました。今日は競馬に向かう雰囲気が今までで一番良かったです」
【月岡温泉特別 戸崎騎手コメント】
「ポジションを取りたかったのですが、前に行ける馬ではないようです。レースはゆったりとした流れで直線で前が開くかどうかでしたが、馬は狭い所を出てくれました。追って味のあるタイプです。体つきなどまだこれから成長していく馬だと思います」
菊花賞へ!!注目の上り馬8頭を紹介!!
大混戦の菊花賞。3冠目を手にするのは皐月賞・ダービーに出走していない馬かもしれません。
菊花賞といえば「上り馬(あがりうま)」が予想を難しくしますが、今年は大混戦であるが故に、例年以上に、上り馬にもチャンスは回ってくるでしょう。
下記の8頭(マイネルトルファン・スズノマーベリック・ドゥラドーレス・セレシオン・フェーングロッテン・ボルドグフーシュ・ブラックブロッサム・ゼッフィーノ)は、春はGⅠの舞台へ立つことが出来なかった、菊の有力候補馬たちです。
この中に新たなるスターが紛れている可能性も十分に考えられます!!
マイネルトルファン
オルフェーヴル | ステイゴールド |
---|---|
オリエンタルアート | |
マイネテレジア | ロージズインメイ |
マイネヌーヴェル |
調教師 | 美浦 高木登 |
---|---|
生産者 | ビッグレッドファーム |
馬主 | ラフィアン |
通算成績 | 3戦2勝 |
主な勝ち鞍 | 富良野特別(1勝クラス) |
前走 | 8/20 富良野特別 1着 |
次走 |
9/24 九十九里特別 |
- オークス馬の弟が菊花賞を狙う!
オークス馬ユーバーレーベンの弟にあたりマイネルトルファン。8月20日の富良野特別(1勝クラス・札幌芝2000m)で2勝目を挙げました。
富良野特別での様子は、レース後に丹内騎手が「真剣にハミを取りませんでした」と話した通り、気性面で難しさ・幼さが見られます。ただ、その中で3戦2勝2着1回の成績を出しているのですから、素質は相当なものです。
まだまだ課題も多い馬なので伏兵扱いになりますが、良血馬なうえスタミナもあるので、長距離の菊花賞では無視できない存在です。
(※9/23 追記:九十九里特別除外!!菊花賞出走は難しい状況)
スズノマーベリック
エピファネイア | シンボリクリスエス |
---|---|
シーザリオ | |
ルサビ | アグネスタキオン |
アビ |
調教師 | 栗東 石坂公一 |
---|---|
生産者 | 笠松牧場 |
馬主 | 小紫嘉之 |
通算成績 | 6戦2勝 |
主な勝ち鞍 | 22'タイランドC(1勝クラス) |
前走 | 7/10 タイランドC 1着 |
次走 |
未定 |
- 実証済みの豊富なスタミナで菊花賞へ挑む!
2021年8月にデビューしたスズノマーベリックですが、勝ち上がったのは今年の5月。初勝利まで5戦を要したため春はクラシックと無縁な存在でした。
しかし、勝ち上がって臨んだ次戦のタイランドC(1勝クラス・小倉芝2600m)では、好位置から4コーナーで先頭にたち完勝。鞍上の福永騎手も評価した。
不安点としてはレースを使うごとに馬体を減らしてしまうひ弱な面が挙げられる。セントライト記念から菊花賞の路線を予定しているが、うまく調子を合わせられたらスタミナ勝負では信頼ができる存在だ。
【福永騎手 タイランドC後のコメント】
「完勝でした。体が減っていましたし、馬っ気を出したりしていましたが競馬に関しては何も言うことがありません。スタートも良くなりましたし、良いポジションでリラックスして走ってくれました。長距離の適性があります。このまま順調に行って欲しいです」
(※追記 セントライト記念出走見送り。今後は未定)
ドゥラドーレス
ドゥラメンテ | キングカメハメハ |
---|---|
アドマイヤグルーヴ | |
ロカ | ハービンジャー |
ランズエッジ |
調教師 | 美浦 宮田敬介 |
---|---|
生産者 | ノーザンファーム |
馬主 | 吉田勝己 |
通算成績 | 5戦3勝 |
主な勝ち鞍 | 22'セントポーリア賞 |
前走 | 8/14 藻岩山特別 1着 |
次走 |
10/23 菊花賞 |
- 遅れてきた怪物が3冠目を奪取!?
昨年11月に東京芝1800mでデビュー戦を飾ると、年が明けた1月のセントポーリア賞では3馬身差の快勝し、父ドゥラメンテとともに親子制覇となった。
このキャリアであれば春クラシックでも活躍できた可能性は十分にあったが、毎日杯で勝ちそびれた後に、陣営は日本ダービーを回避。秋へ万全を期す方針を決めた。
8月14日藻岩山特別では、新しく横山武史騎手を鞍上に迎えて圧倒的な人気に応える完勝を決めた。阪神3000mへの不安はあるが、素質で言えば出走予定メンバーでトップクラスだ。
【横山武史騎手 藻岩山特別後コメント】
「能力はこのクラスにいる馬ではないと思っていました。枠が最内と極端な所が心配でしたが、途中少し引っ掛かったものの、直線で進路を見つけてからは良い伸びでした。想像していたより良いレースをしてくれました。クラスが上がった方がレースはしやすいと思います。これからが楽しみです」
セレシオン
ハーツクライ | サンデーサイレンス |
---|---|
アイリッシュダンス | |
クルソラ | Candy Stripes |
Calorica |
調教師 | 栗東 友道康夫 |
---|---|
生産者 | ノーザンファーム |
馬主 | キャロットファーム |
通算成績 | 5戦3勝 |
主な勝ち鞍 | 22'梅花賞(1勝クラス) |
前走 | 8/21 阿賀野川特別 1着 |
次走 |
10/23 菊花賞 |
- ダービーの切符を逃した雪辱を菊花賞ではらせるか!?
新馬戦に続きすみれステークスを制した後、友道調教師は「前走も真面目に走っていない。それでも勝ち切るのだから能力がある」とコメント。こと評価の通り、春は十分に素質を発揮することが出来ず、プリンシパルSで7着に敗れダービーの切符を逃してしまった。
ただ、キャリア5戦のうち4戦はメンバー最速の上りタイムをだしている。特に8月21日の阿賀野川特別では1000m59.9の平均ペースを2番手で先行したうえで、直線上り最速の末脚で完勝した。
まだ直線でもたれる部分などは残っており、いきなりGⅠで結果を出せるかは分からないが、今年のダービートレーナーが菊へ送り出す、遅れた素質馬は十分な存在感を発している。
【福永騎手 阿賀野川特別後のコメント】
「スタートは上手に出てくれました。左にモタれる面は相変わらずですが、強かったです。最後まで集中力が切れなかったです」
フェーングロッテン
ブラックダイド | サンデーサイレンス |
---|---|
ウインドインハーヘア | |
ピクシーホロウ | キングヘイロー |
ラインレジーナ |
調教師 | 栗東 宮本博 |
---|---|
生産者 | ノーザンファーム |
馬主 | サンデーレーシング |
通算成績 | 8戦3勝 |
主な勝ち鞍 | GⅢ ラジオNIKKEI賞 |
前走 | 9/4 新潟記念 3着 |
次走 |
10/23 菊花賞 |
- ピクシーナイトの弟が3冠目奪取を狙う
昨年3歳でスプリンターズSを制したピクシーナイトの血が、今年はクラシックでの活躍しそうだ。
兄同様に春の活躍は叶わなかったが、ダービーデイに行われる白百合Sを制すると、夏のハンデ重賞ラジオNIKKEI賞で重賞制覇をした。春先までは幼さが残っておりレースに集中できないこともあったが、徐々に改善出来てきている。
次戦はGⅢ新潟記念を予定しており、ここでどれだけ勝負できるかが問題だ。ここでの結果次第では、秋以降の選択肢が広がる。
(※9/23追記 新潟記念は3着。菊花賞へ出走予定)
【大寒桜賞3着 松若騎手のコメント】
「調教の時とは違ってレースではまだ集中力が出てきません。そこさえ修正できればもっと走れる馬です」
【ラジオNIKKEI賞 松若騎手のコメント】
「良い所にはまることができましたし、後はどう捌くかだと思っていました。少なくとも好位か中団だと思っていましたし、イメージ通りでした。折り合いは大丈夫でしたし、終始脚が溜まっている感じで直線に向かえました。(直線は)少し外も見ていましたが開かなくて一か八か内へ行きました。狭い所でしたが、しっかり馬が応えてくれて馬に感謝したいです。
まだ若い馬ですし気性面でも幼さは残っていますが、今日一つ重賞を勝てて幅も広がりますし、これからもっと成長して行ってくれる馬だと思います」
ボルドグフーシュ
スクリーンヒーロー | グラスワンダー |
---|---|
ランニングヒロイン | |
ボルドグザグ | Layman |
Belga Wood |
調教師 | 栗東 宮本博 |
---|---|
生産者 | 社台ファーム |
馬主 | 社台レースホース |
通算成績 | 7戦3勝 |
主な勝ち鞍 | 22'一宮特別(2勝クラス) |
前走 | 6/5一宮特別 1着 |
次走 |
9/25 神戸新聞杯 |
- 得意の末脚で後方からまとめて差しきるか!?
2歳時は1勝クラス突破へ苦労したが、3歳になってからは毎回上り最速タイムを出すなど、レース終盤は安定して良い脚を使えている。
ゆきやなぎ賞(阪神芝2400m)では、上り3F33.3の末脚で差し切り勝ち。京都新聞杯では高速決着が影響し、前の2頭を捉えることが出来なかったが、初の古馬対戦となった一宮特別では、単勝1.2倍の圧倒的支持のなか後方から差し切り勝ちを決めた。
デビューより2000m以上のレースしか走っておらず、長距離レースへの不安は少ない。次戦は神戸新聞杯を予定しており、ここでの結果次第では、一気に菊の有力候補となりえる存在だ。
【ゆきやなぎ賞 松田騎手コメント】
「最後に脚が使えるのは分かっていましたし、落ち着いてじっくり乗ることが出来ました。馬も応えてくれて、最後は良い反応でした。良い伸びでしたし、楽しみです」
【京都新聞杯 松田騎手コメント】
「枠も良く、前の馬を見ながら自分のリズムで行けました。良い脚を使う馬ですから、そういう競馬を心掛けて乗って、しっかり脚を使ってくれました。強い競馬だったと思います」
【一宮特別 松山騎手コメント】
「枠も良く、前の馬を見ながら自分のリズムで行けました。良い脚を使う馬ですから、そういう競馬を心掛けて乗って、しっかり脚を使ってくれました。強い競馬だったと思います」
ゼッフィーロ
ディープインパクト | サンデーサイレンス |
---|---|
ウインドインハーヘア | |
ワイルドウインド | Danehill Dancer |
ウーマンシークレット |
調教師 | 栗東 池江泰寿 |
---|---|
生産者 | 社台ファーム |
馬主 | 社台レースホース |
通算成績 | 5戦3勝 |
主な勝ち鞍 | 22'高千穂特別(1000万下) |
前走 | 7/23 高千穂特別 |
次走 |
9/10 ムーンライトH |
- 2月デビューの大物が菊花賞へ間に合うか!?
成長の遅れから2022年2月デビューとなったゼッフィーノ。春クラシックの裏で、2月から7月の半年間で5戦3勝2,3着1回ずつと、着実に実績を重ねてきた。
7月23日高千穂特別(小倉芝2000m)では、4コーナーで一度他馬に置いていかれるも、直線でしぶとく伸びて勝ちきった。走る際の頭の位置が低く、バランスが安定していない点など、課題もある中での勝利は大きい。
次走は9月10日ムーンライトハンデ(中京芝2200)を予定している。来年以降の中距離路線を目指すか、もしくは菊花賞へ挑戦するか、賞金的にはどちらでも可能だが、まだ現在は動向は決まっていない。
(※9/23追記 左前肢の張り・熱感により9月の前哨戦を見送り。療養中)
【新緑賞3着 横山和生騎手コメント】
「聞いていたほど気難しい所はありませんでした。ただハミに乗っかったり、頭の位置が低すぎたりして、あれでは追ってもあれ以上伸びません。広いコースよりも小回りの方が良いかもしれません」
【高千穂特別 松山騎手コメント】
「最内枠で皆にマークされていて厳しい競馬になりましたが、能力のある馬で、最後まで頑張ってくれました」
ブラックブロッサム(菊花賞回避)
キタサンブラック | ブラックタイド |
---|---|
シュガーハート | |
ポーレン | Orpen |
On Air |
調教師 | 栗東 斉藤崇史 |
---|---|
生産者 | 白老ファーム |
馬主 | シルクレーシング |
通算成績 | 4戦3勝 |
主な勝ち鞍 | 22'信夫山特別(2勝クラス) |
前走 | 7/17 信夫山特別 1着 |
次走 |
未定 |
- 京都新聞杯1番人気の素質馬が菊花賞参戦を明言
デビュー2戦目の大寒桜賞では2着に8馬身差をつける完勝をした。その中にはラジオNIKKEI賞を制したフェーングロッテンもいたことから、その能力の高さは期待できる。
京都新聞杯では1番人気に推されるも5着に敗退。これまで4戦すべて異なる騎手が騎乗しているが、その全てが「素質があるが、まだ緩い」という評価をしている。
日本ダービーへ間に合わなかったが、次戦の信夫山特別(福島芝2600m)では、初の古馬対戦を2馬身半差の完勝でなんなく突破した。レース後、シルクRHの米本昌史代表は菊花賞参戦を明言しており、3冠目奪取へ照準を合わせている。
(※9/23追記 屈腱炎発症により戦線離脱)
【大寒桜賞 横山武史騎手コメント】
「1ハロンの距離延長がどうかと思っていましたが、前2頭が飛ばしてくれたこともあり、折り合いに問題はありませんでした。返し馬から集中力を欠いたり、子供っぽいところはありますが、いいものを持っています。全体に緩いので完成は先だと思いますが、どれだけ成長してくれるか楽しみな馬です」
【京都新聞杯5着 レーン騎手コメント】
「良いスタートを切って前のポジションを取ることが出来ましたが、最初のコーナーからあまりリズム良く走ることが出来ませんでした。それが最後の伸びを欠く原因になったのだと思います」
【信夫山特別 田辺騎手コメント】
「まだ能力だけで走っていますね。体が緩いし、芯もない。その中で勝てるので」
今後の前哨戦・有力レース
GⅡセントライト記念
着 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人 |
---|---|---|---|---|
1 | ガイアフォース | 松山 | 02:11.8 | 3 |
2 | アスクビクターモア | 田辺 | 02:11.8 | 1 |
3 | ローシャムパーク | ルメ | 02:12.3 | 2 |
4 | セイウンハーデス | 幸 | 02:12.7 | 7 |
5 | ラーグルフ | 戸崎 | 02:12.8 | 6 |
6 | ボーンディスウェイ | 石橋 | 02:13.1 | 10 |
7 | オニャンコポン | 菅原 | 02:13.2 | 4 |
8 | キングズパレス | 松岡 | 02:13.2 | 5 |
9 | ショウナンマグマ | 横山武 | 02:13.3 | 9 |
10 | ベジャール | 北村友 | 02:13.8 | 12 |
11 | サイモンバロン | 三浦 | 02:13.9 | 13 |
12 | ロンギングエーオ | 横山和 | 02:14.0 | 11 |
13 | マテンロウスカイ | 横山典 | 02:14.1 | 8 |
GⅡ神戸新聞杯
その他注目レース
7/3 ラジオNIKKEI賞(G3)
着 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人 |
---|---|---|---|---|
1 |
フェーングロッテン | 松若 | 01:46.7 | 3 |
2 | ショウナンマグマ | 菅原明 | 01:46.9 | 8 |
3 | サトノヘリオス | 岩田望 | 01:47.0 | 2 |
4 | ソネットフレーズ | 津村 | 01:47.2 | 5 |
5 | ゴーゴーユタカ | 田辺 | 01:47.3 | 7 |
7/31 出雲崎特別
着 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人 |
---|---|---|---|---|
1 | ジュンブロッサム | 川田 | 01:44.1 | 1 |
2 | ケイアイセナ | 富田 | 01:44.3 | 3 |
3 | トゥデイイズザデイ | 福永 | 01:44.4 | 2 |
4 | エバーシャドネー | 吉田豊 | 01:44.9 | 4 |
5 | デコラシオン | 菅原明 | 01:45.0 | 7 |
8/14 藻岩山特別
着 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人 |
---|---|---|---|---|
1 | ドゥラドーレス | 横山武 | 02:02.4 | 1 |
2 | エルディアブロ | 鮫島駿 | 02:02.8 | 5 |
3 | ローゼライト | 斎藤 | 02:02.8 | 8 |
4 | メイショウラナキラ | 池添 | 02:02.9 | 4 |
5 | ナックイルシーブ | 勝浦 | 02:03.1 | 9 |
8/20 富良野特別
着 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人 |
---|---|---|---|---|
1 | マイネルトルファン | 丹内 | 02:04.9 | 1 |
2 | ティグル | 鮫島駿 | 02:04.9 | 10 |
3 | ルークスヘリオス | 横山武 | 02:05.0 | 3 |
4 | ヴィトーリア | 武豊 | 02:05.0 | 4 |
5 | ノートルプロメス | 藤岡佑 | 02:05.2 | 8 |
8/20 札幌日刊スポーツ杯
着 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人 |
---|---|---|---|---|
1 | ディナースタ | 横山和 | 02:44.4 | 1 |
2 | ナムアミダブツ | 菱田 | 02:44.6 | 6 |
3 | チャックネイト | ルメー | 02:44.8 | 2 |
4 | タイムオブフライト | 吉田隼 | 02:44.9 | 3 |
5 | アルバーシャ | 浜中 | 02:45.4 | 8 |
8/21 阿賀野川特別
着 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人 |
---|---|---|---|---|
1 | セレシオン | 福永 | 02:11.6 | 1 |
2 | シルブロン | 津村 | 02:12.2 | 3 |
3 | ウォルフズハウル | 田辺 | 02:13.1 | 5 |
4 | レベランス | 戸崎圭 | 02:13.1 | 2 |
5 | マイネルステレール | 柴田大 | 02:13.6 | 9 |
9/18 木曽川特別(2勝クラス)
着 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人 |
---|---|---|---|---|
1 | アーティット | 坂井 | 02:12.1 | 3 |
2 | エイカイマッケンロ | 福永 | 02:12.3 | 1 |
3 | サジェス | 団野 | 02:12.4 | 6 |
4 | ダノンターキッシュ | 藤岡康 | 02:12.5 | 7 |
5 | インプレス | 鮫島克 | 02:12.6 | 4 |
10/10 三田特別(2勝クラス)
皐月賞・ダービーを振り返る
GⅠ皐月賞 4月17日
着 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人 |
---|---|---|---|---|
1 | ジオグリフ | 福永 | 01:59.7 | 5 |
2 | イクイノックス | ルメー | 01:59.8 | 3 |
3 | ドウデュース | 武豊 | 02:00.0 | 1 |
4 | ダノンベルーガ | 川田 | 02:00.0 | 2 |
5 | アスクビクターモア | 田辺 | 02:00.1 | 6 |
6 | オニャンコポン | 菅原明 | 02:00.1 | 8 |
7 | ジャスティンロック | 戸崎圭 | 02:00.3 | 10 |
8 | ラーグルフ | 丸田 | 02:00.3 | 16 |
9 | ジャスティンパレス | Mデム | 02:00.5 | 9 |
10 | ダンテスヴュー | 吉田隼 | 02:00.5 | 15 |
11 | ビーアストニッシド | 和田竜 | 02:00.5 | 13 |
12 | マテンロウレオ | 横山典 | 02:00.5 | 14 |
13 | キラーアビリティ | 横山武 | 02:00.6 | 4 |
14 | ボーンディスウェイ | 石橋脩 | 02:00.7 | 12 |
15 | グランドライン | 三浦 | 02:00.9 | 17 |
16 | デシエルト | 岩田康 | 02:01.3 | 7 |
17 | サトノヘリオス | 岩田望 | 02:01.7 | 11 |
18 | トーセンヴァンノ | 木幡巧 | 02:02.7 | 18 |
GⅠ日本ダービー5月29日
着 | 馬名 | 騎手 | タイム | 人 |
---|---|---|---|---|
1 | ドウデュース | 武豊 | 02:21.9 | 3 |
2 | イクイノックス | ルメ | 02:21.9 | 2 |
3 | アスクビクターモア | 田辺 | 02:22.2 | 7 |
4 | ダノンベルーガ | 川田 | 02:22.3 | 1 |
5 | プラダリア | 池添 | 02:22.8 | 5 |
6 | キラーアビリティ | 横山武 | 02:22.9 | 8 |
7 | ジオグリフ | 福永 | 02:22.9 | 4 |
8 | オニャンコポン | 菅原明 | 02:23.0 | 6 |
9 | ジャスティンパレス | Mデム | 02:23.2 | 10 |
10 | ビーアストニッシド | 和田竜 | 02:23.5 | 17 |
11 | セイウンハーデス | 幸英明 | 02:23.9 | 16 |
12 | アスクワイルドモア | 岩田望 | 02:24.0 | 13 |
13 | マテンロウレオ | 横山和 | 02:24.0 | 18 |
14 | ロードレゼル | レーン | 02:24.0 | 11 |
15 | デシエルト | 岩田康 | 02:24.0 | 15 |
16 | ジャスティンロック | 松山 | 02:24.7 | 14 |
17 | マテンロウオリオン | 横山典 | 02:25.9 | 9 |
18 | ピースオブエイト | 藤岡佑 | 02:29.1 | 12 |
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