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GⅠNHKマイルカップ2022レース情報まとめ 【全頭評価・レース傾向etc】

開催情報

開催日

5月8日(日)15時40分

場所

東京競馬場 芝1600m Aコース

出走条件

3歳    オープン    (国際)牡・牝(指定)

賞金

本賞金(万円) 1着13,000    2着5,200    3着3,300    4着2,000    5着1,300

過去10年勝ち馬

  日程 開催 頭数 馬場 1着馬 2着馬 3着馬
2012 5月6日 東京 18 カレンブラックヒル アルフレード クラレント
2013 5月5日 東京 18 マイネルホウオウ インパルスヒーロー フラムドグロワール
2014 5月11日 東京 18 ミッキーアイル タガノブルグ キングズオブザサン
2015 5月10日 東京 18 クラリティスカイ アルビアーノ ミュゼスルタン
2016 5月8日 東京 18 メジャーエンブレム ロードクエスト レインボーライン
2017 5月7日 東京 18 アエロリット リエノテソーロ ボンセルヴィーソ
2018 5月6日 東京 18 ケイアイノーテック ギベオン レッドヴェイロン
2019 5月5日 東京 18 アドマイヤマーズ ケイデンスコール カテドラル
2020 5月10日 東京 18 ラウダシオン レシステンシア ギルデッドミラー
2021 5月9日 東京 18 シュネルマイスター ソングライン グレナディアガーズ

レース傾向

6人気以下の馬が3勝(過去10年)

NHKマイルカップは年度によって顔を変える読みずらいレース。

昨年のシュネルマイスターや19年のアドマイヤマーズなど名マイラーが輩出することもあれば、マイネルホウオウやケイアイノーテックなど大波乱で高配当馬券が話題になることもある。

馬券内率の統計をとると2番人気がトップの60%、次いで1番人気が50%。5割を超えるのは1,2番人気だけです。

それ以降は5・16・18番人気を除いて数回は馬券に絡んでいる。

1,2番人気も決して信頼できるという訳ではなく「荒れるGⅠ」と呼ばれるに相応しい頼りにできる人気馬はいない。

10年/人気 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
30% 30% 10% 0% 0% 10% 0% 0% 10% 10% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0%
40% 50% 20% 10% 0% 20% 10% 0% 10% 10% 0% 0% 10% 10% 0% 0% 10% 0%
50% 60% 20% 10% 0% 40% 20% 10% 20% 10% 0% 20% 10% 10% 10% 0% 10% 0%
前哨1着馬は買ってはいけない

前走1着馬の成績は極端に悪く、2015年2着アルビアーノ以降、6年で1頭も馬券に絡んでいない。この時期の3歳マイルGⅠは牝馬専用のレースがなくマイラーは全てここに集まため、出走馬の前哨戦が多岐にわたる。アーリントンC、ニュージーランドT、桜花賞、阪神JF、朝日杯など重賞だけでもこれだけあるが、東京1600mのレースは少ない。

つまりどの馬にとっても東京1600mが合うかどうか実戦経験が少ないため判別しずらい。前哨戦で勝利していても信頼は禁物。

前走 1着 2着 3着
2012 ニュージーランドT 1 スプリングS 12 弥生賞 12
2013 ニュージーランドT 7 ファルコンS 1 京成杯 10
2014 アーリントンカップ 1 橘S 1 皐月賞 15
2015 皐月賞 5 フラワーカップ 1 スプリングS 7
2016 桜花賞 4 皐月賞 8 ニュージーランドT 5
2017 桜花賞 5 アネモネS 4 ニュージーランドT 3
2018 ニュージーランドT 2 毎日杯 2 アーリントンカップ 3
2019 皐月賞 4 毎日杯 4 アーリントンカップ 2
2020 ファルコンS 2 桜花賞 2 アーリントンカップ 2
2021 弥生賞 2 桜花賞 15 ファルコンS 2

 

脚質は逃げ・先行が有利

「東京の長い直線であれば後方からでも届くのでは、、」というのは間違いで、このレースはスタートから肝心で前のポジションでのレース運びが重要になる。

この時期の東京はまだ開催が始まったばかりで先行馬が止まらないことも多く、昨年は前半800m45秒3とハイペースになったが、それでも2番手で先行したグレナディアーズが3着に残り、勝ち馬シュネルマイスターも先行集団の後ろを追走する真ん中やや前目を走っていた。

レースタイムは1分32秒台での決着が多く、前半800mも45~46秒と流れるペースになる。そのため前半は脚をためて直線で差しきるスタイルの馬には合わず、序盤からポジションを取りに行ける馬が向いているレースだ。

開催年 タイム 前半4F 後半3F 4角の番手(左から1~3着馬)
2012 01:34.5 47.3 34.6 1 4 10
2013 01:32.7 46.1 34.9 14 10 4
2014 01:33.2 46.6 34.8 1 7 11
2015 01:33.5 47.2 34.2 5 2 9
2016 01:32.8 46.0 35.1 1 16 9
2017 01:32.3 46.1 34.4 2 9 1
2018 01:32.8 46.3 34.8 15 4 12
2019 01:32.4 45.8 34.6 7 14 11
2020 01:32.5 46.0 34.5 2 1 5
2021 01:31.6 45.3 34.7 9 7 2

出走馬 全頭評価

マテンロウオリオン 3牡 横山典 美:手塚

前走はジャングロを捉え切れず2着。横山典弘騎手とマイルを中心に4戦して2勝2着2回と盤石な成績だが、レースのタイムを見ると1分33~34秒台での決着。今回は1分31~32秒台のレースが求められる。

ソネットフレーズ 3牝 横山武 美:手塚

2月のクイーンCへ出走予定もパスをして、昨年11月デイリー杯2S以来となる。

調教では好タイムをだしていて能力の高さは証明済みだが、キャリア2戦馬がこのメンバーでどれだけやれるのか、あくまでも挑戦馬としての扱い。

ソリタリオ 3牡 鮫島駿 栗:西村

前走はスローペースで完全な前残りのレース。序盤の位置取りですでに結果は決まっていた。しかしそれを考慮しても10着は負けすぎている。得意の左回りの戻ったとしても良くて伏兵評価。

セリフォス 3牡 福永 栗:中内田

昨年のG1朝日杯から直行となるセリフォス。約170日のレース間隔で過去に勝利した馬はおらず、その点が材料と言える。東京の舞台は未経験だが、新潟2歳Sでは上り最速の末脚で勝利。レースが巧く毎回好レースができている。

キングエルメス 3牡 坂井 栗:矢作

気性面に不安有。1600mでもかかっており前に馬を置いていないとうまく走ることができない。一発の可能性を感じるが、軸にするほどの信頼はなく、成績にムラがあるタイプ。

トウシンマカオ 3牡 戸崎圭 栗:高柳瑞

5戦すべてに戸崎騎手が騎乗している。東京では2戦1勝2着1回と好相性。

調教でも好タイムで駆けており穴馬筆頭。実績は有力馬と比べると劣ってしまうが、荒れがちなNHKマイルカップなら一発を予感させる。

タイセイディバイン 3牡 松若 栗:高野

好位置で折り合い、直線でもある程度の末脚がある。大崩れはしないタイプ。

実際に大きく負けているのは2000mの中距離で、マイルには適性を感じる。

ただ府中の直線で抜け出せるほどの爆発力は感じない。

アルーリングウェイ 3牝 藤岡佑 栗:藤岡

万両賞(芝1400m)ではマテンロウオリオンとタイム差無の2着。

能力は高いが、前走桜花賞では直線で伸びきれず8着に敗れており、距離に不安アリ。

ダンテスヴュー 3牡 吉田隼 栗:友道

皐月賞から唯一の参戦。データ的には皐月賞組は注目だが、これまでのレース内容を見ると、他の馬と能力で抜けているわけではない。皐月賞でも中団~後方でレースをしており、1800m以上しか経験していない馬。急にマイルへ変更し適応できるかは疑わしい。

カワキタレブリー 3牡 菅原明 栗:杉山佳

白梅賞で勝利し臨んだ前走アーリントンCは、先行するも直線で失速して〇着。白梅賞のレースタイムは1分36秒台。レースレベルは低く、ここでは能力面で差があるように思える。

インダストリア 3牡 レーン 美:宮田

キャリア4戦全てで上り最速タイムを記録している。前走は距離の不安からか序盤は抑えて、直線では大外ぶん回しての5着。最後まで伸びており、進路どりを考慮すれば結果よりも褒めるべき内容。レーン騎手へ乗り替わり予定だが、それによりどのように結果が変わるか期待。

セイクリッド 3牝 菊沢一樹 栗:大根田

3月にデビューし、4月に未勝利を抜けたばかり。ダートしか経験がなく、調教を見ても動きに鋭さがない。ここでは上位入線も厳しい。

ジャングロ 3牡 武豊 栗:森

前走は直線でマテンロウオリオンに並ばれるの、坂を上った後にさらに伸びて勝利した。距離はどうにかなりそう。ただ、前走よりももう一段階早いタイムが求められ、逃げ馬も多いため、条件はさらに厳しくなる。

フォラブリューテ 3牝 大野拓弥 美:宮田

桜花賞では内枠有利のレースとなり17番は厳しかった。さらにはスタートで後手を踏んでしまい見せ場がなかった。3週間の短期放牧を挟み心機一転で好レースを狙いたいが、スタートへの不安は残っている。

オタルエバー 3牡 横山和 栗:中竹

ファルコンSでは中京の坂を一頭だけ違うスピードで駆けあがっり3着。タフなレースをモノともしないタイプではある。瞬発力を求められると評価は低い。天候などによっては馬券に検討する必要はある。

プルパレイ 3牡 M.デムーロ 栗:須貝

キャリア7戦で阪神競馬場の2戦を除けば連体率100%。逃げても差しても毎回結果をだしている。前走は最内をまわり、ペースも向いたため100点のレースと言える。今回同じようなレースができるとは限らないが、

ステルナティーア 3牝 池添 美:木村

2歳戦で活躍しファンの多い馬でが馬券の面では要注意。瞬発力があるため2歳戦のスローペースは向いていたが、阪神JF・桜花賞と序盤から流れるレースには未だ適応できていない。今回のレースも勝ち負けは難しい。

ダノンスコーピオン 3牡 川田 栗:安田隆

能力で言えばこの馬がトップ。直線での爆発力は世代トップクラス。後方からのレースになるため、展開に左右される面は否めない。