ケンタッキーダービー2022
- ケンタッキーダービー2022
開催情報(日程・場所・日本時間)
日時:2022年5月7日
(日本時間 5月8日 7時45分)
場所:チャーチルダウンズ競馬場(ケンタッキー州)
距離:ダート2000m
ケンタッキーダービー公式HP(URL: https://www.kentuckyderby.com/ )
ケンタッキーダービーとは
ケンタッキーダービーは競馬大国アメリカでもっとも価値のあるダービーです。日本と同様に各地にダービーと名がつくレースがありますが、ケンタッキーダービーはその中でも頂点といえます。
アメリカはサラブレットの生産頭数が年間約2万頭。この数は世界最多であり日本と比べるとおよそ2,5倍です(令和3年 約7,731頭)。そのアメリカで最も栄誉のあるダービーですから、世界的に見ても凱旋門賞やドバイワールドカップと並ぶようなビックレースです。
ケンタッキーダービーは1875年に初めて開催されました。今年で第148回目、一度も途切れることなく続けられています。毎年5月の第1週にチャーチルダウンズ競馬場で行われ、優勝者には真っ赤なバラのレイが授けられることから、別名「ランフォーザローゼス(Run for the reses)」とも呼ばれています。
ケンタッキーダービーまでの戦い
ケンタッキーダービーは米競馬クラシックの1冠目にあたるレースです。皐月賞の後に行われる日本ダービーとは第一にその点で異なります。そのため「世代の有力馬がケンタッキーダービーで初対決」という事が少なくありません。
ケンタッキーダービーまで有力馬たちはそれぞれが拠点とする地域のダービーやその他の前哨戦へ出走します。
地理的に広大なアメリカでは競馬が開催される地域を、主に西海岸・中地区・東海岸の3つに分類することができ、それだけ前哨戦も多岐にわたります。そこで生まれた各地の最強馬同士がケンタッキーダービーで激突するのです。
- 西海岸 =サンタニアパーク競馬場・デルマー競馬場など
- 東海岸=ベルモントパーク競馬場・アクエダクト競馬場など
- 中地区=チャーチルダウンズ競馬場・キーンランド競馬場・オークローンパーク競馬場・フェアグラウンド競馬場・ガルフストリームパーク競馬場・タンパベイダウンズ競馬場など
ご存じの通り日本ダービーは「皐月賞で一度対決した馬が再戦」というのが一般的です。それに馴染みがあるとこの形態にはやや違和感をおぼえるかもしれません。ただ、逆に言えばケンタッキーダービーには日本競馬では感じられない独特な魅力・迫力があるということでもあります。
出走予定馬
出馬表(確定)
番号 | 馬名 | 父 | 調教師 | 騎手 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|
1 | Mo Donegal | Uncle Mo | T. Pletcher | I. Ortiz, Jr. | 1st, 2022 Wood Memorial (G2) |
2 | Happy Jack | Oxbow | D. O'Neill | R. Bejarano | 3rd, 2022 Santa Anita Derby (G1) |
3 | Epicenter | Not This Time | S. Asmussen | J. Rosario | 1st, 2022 Louisiana Derby (G2) |
4 | Summer Is Tomorrow | Summer Front | B. Seemar | M. Barzalona | 2nd, 2022 UAE Derby (G2) |
5 | Smile Happy | Runhappy | K. McPeek | C. Lanerie | 2nd, 2022 Blue Grass Stakes (G1) |
6 | Messier | Empire Maker | T. Yakteen | J. Velazquez | 2nd, 2022 Santa Anita Derby (G1) |
7 | Crown Pride | Reach the Crown | K. Shintani | C. Lemaire | 1st, 2022 UAE Derby (G2) |
8 | Charge It | Tapit | T. Pletcher | L. Saez | 2nd, 2022 Florida Derby (G1) |
9 | Tiz The Bomb | Hit It A Bomb | K. McPeek | B. Hernandez, Jr. | 1st, 2022 Jeff Ruby Steaks (G3) |
10 | Zandon | Upstart | C. Brown | F. Prat | 1st, 2022 Blue Grass Stakes (G1) |
11 | Pioneer of Medina | Pioneerof the Nile | T. Pletcher | J. Bravo | 3rd, 2022 Louisiana Derby (G2) |
12 | Taiba | Gun Runner | T. Yakteen | M. Smith | 1st, 2022 Santa Anita Derby (G1) |
13 | Simplification | Not This Time | A. Sano | J. Ortiz | 3rd, 2022 Florida Derby (G1) |
14 | Barber Road | Race Day | J. Ortiz | R. Gutierrez | 2nd, 2022 Arkansas Derby (G1) |
15 | White Abarrio | Race Day | S. Joseph, Jr. | T. Gaffalione | 1st, 2022 Florida Derby (G1) |
16 | Cyberknife | Gun Runner | B. Cox | F. Geroux | 1st, 2022 Arkansas Derby (G1) |
17 | Classic Causeway | Giant's Causeway | B. Lynch | J. Leparoux | 11th, 2022 Florida Derby (G1) |
18 | Tawny Port | Pioneerof the Nile | B. Cox | R. Santana, Jr. | 1st, 2022 Lexington (G3) |
19 | Zozos | Munnings | B. Cox | M. Franco | 2nd, 2022 Louisiana Derby (G2) |
20 | Ethereal Road | Quality Road | D. Lukas | L. Contreras | 4th, 2022 Lexington (G3) |
21 | Rich Strike | Keen Ice | E. Reed | S. Leon | 3rd, 2022 Jeff Ruby Steaks (G3) |
22 | Rattle N Roll | Connect | K. McPeek | J. Graham | 6th, 2022 Blue Grass Stakes (G1) |
どうやって出走馬を決める?
ケンタッキーダービーの出走する20頭の馬は、9月から翌年4月にかけて行われるレースの結果に応じて付与されるポイントを多く稼いだ馬から出走権が与えられます。
米競馬ではこの指定されたレースをロードトゥーケンタッキーダービー(road to kentucky derby)と呼ばれ、2021-22年の対象レースは37レースとアメリカ全土(UAEダービーもある)で数多く行われます。
他にも日本とヨーロッパでは現地馬向けの出走馬選定方法があり、アメリカに遠征せず各国のレースだけで出走権をとることか可能になっています。日本では「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」と呼ばれています。
ポイント表(Leader Board)
RANK | HORSE | POINTS |
---|---|---|
1 | Epicenter | 164 |
2 | White Abarrio | 112 |
3 | Tiz the Bomb | 110 |
4 | Cyberknife | 100 |
5 | Crown Pride (JPN) | 100 |
6 | Simplification | 74 |
7 | Classic Causeway | 66 |
8 | Slow Down Andy | 60 |
9 | Barber Road | 58 |
10 | Un Ojo | 54 |
11 | Forbidden Kingdom | 50 |
12 | Morello | 50 |
13 | Zozos | 40 |
14 | Charge It | 40 |
15 | Tawny Port | 40 |
16 | Smile Happy | 30 |
17 | Pioneer of Medina | 25 |
18 | Pappacap | 24 |
19 | Grantham | 21 |
20 | Rich Strike | 21 |
※4月5日時点
チェックすべき前哨戦はコレ!
GⅠサンタニアダービー(Santa Anita Derby)
日程:2022年4月9日
場所:サンタニアパーク競馬場(カルフォルニア州)
距離:ダート1800m
3冠馬ジャスティファイや2冠馬カルフォルニアクロームもこのレースをステップとしている。
GⅡブルーグラスステークス(Blue Grass Stakes)
日程:2022年4月9日
場所:キーンランド競馬場競馬場(ケンタッキー州)
距離:ダート1800m
昨年ケンタッキーダービー3着エッセンシャルクオリティはこのレースを制している。
GⅠアーカンソーダービー(Arkansas Derby)
日程:2022年4月2日
場所:オークローンパーク競馬場 (アーカンソー州)
距離:ダート1800m
3冠馬アメリカンファラオや19年ケンタッキーダービーを制したカントリーハウスなどが制している。
GⅠフロリダダービー(Florida Derby)
日程:2022年4月2日
場所:ガルフストリームパーク競馬場(フロリダ州)
距離:ダート1800m
近年では20年ケンタッキーダービー2着のティズザロウなどがいる。
GⅡルイジアナダービー(Louisiana Derby)
日程:2022年3月26日
場所:フェアグラウンズ競馬場競馬場(ルイジアナ州)
距離:ダート1900m
昨年のケンタッキーダービー1,2着馬(メディナスピリット失格後)は共にこのレースに出走している。
GⅡファウンテンオブユース(Fountain of youth)
日程:2022年3月5日
場所:ガルフストリームパーク競馬場(フロリダ州)
距離:ダート1700m
GⅡ レベルステークス(Rebel Stakes)
日程:2022年2月26日
場所:オークローンパーク競馬場 (アーカンソー州)
距離:ダート1700m
アーカンソーダービーへと続くレース。15年アメリカンファラオが制している。
GⅡライジンスター(Risen Star)
日程:2022年2月19日
場所:フェアグラウンズ競馬場競馬場(ルイジアナ州)
距離:ダート1800m
昨年ケンタッキーダービーを制したマンダルーンはこのレースを制した。
2月末開催のためここを制し前哨戦へ挑むが多い。
現地で有力視される馬たち
エピセンター( epicenter )
戦績:6戦4勝 2着1回 着外1回
調教師:Steven M. Asmussen
父 Not This Time 母 Silent Candy
勝ち鞍:GⅠルイジアナダービー・GⅡ ライジンスター
スマイルハッピー(Smile Happy)
父 Runhappy 母 Pleasant Smile
調教師:Kenneth G. McPeek
戦績:3戦 2勝 2着1回
勝ち鞍:GⅡ ケンタッキージョッキークラブ
ホワイトアバリオ(White Abarrio)
父 Race Day 母 Catching Diamonds
調教師:Saffie A. Joseph, Jr.
戦績:5戦 4勝 3着1回
戦績:GⅡフロリダダービー・GⅢホリーブルS
メシィアー(Messier)
父 Empire Maker 母 Checkered Past
調教師 Bob Baffert
戦績:5戦 3勝 2着2回
勝ち鞍:G3 Robert B. Lewis
レース展望・予想
展望
レース出走まで約2時間半、日本は5月8日早朝5時過ぎです。
アメリカ現地の下馬評をうかがうと、3番エピセンターと12番タイバが共に5/1(6.0倍)の評価を得ています。1番人気のオッズが5/1であるうえに2頭が同率と、いかに今年のケンタッキーダービーが混戦かが分かります。
2頭についで6番メシィアーが7/1(8.0倍)、12番ザンドンが9/1(10.0倍)に推されています。しかし、今年はどの馬が勝ってもおかしくありません。
最も偉大な2分間を終え、誰よりも早くゴールラインを駆けるのはどの馬になるのでしょうか?
予想
現地の観客も頭を抱えているくらいですから、日本にいる私がレース予想というのは無理があるように感じますが、3番エピセンターが能力的には抜けていると考えています。
2月のライジンスターと4月のルイジアナダービーは、どちらもゴール前では手綱を緩める余裕を見せていました。ここまでの安定ぶりは素直に評価するべきかと思います。
ただ難なくことが運びすぎている点は逆に不安も感じるというのも本音です。その隙をつく馬がいたとして、その役が回ってくるのは、6番メシィアー、8番チャージイット、12番タイバ、15番ホワイトアバリオ辺りと考えます。
ケンタッキーダービーで勝つには先行力が必要です、前半4ハロン(800m)を46秒前半のタイムで走り、ゴールまでスピードを維持しなければいけません。
フロリダダービー1・2着のホワイトアバリオ、チャージイットは先行力のある馬ですが、前走はスローペースながら直線で逃げ馬を捉え切るスタミナも発揮し能力を感じる走りでした。
サンタニアダービー路線のタイバ・メシィアーはどちらも素質馬。タイバはキャリア2戦という点は危うさを感じますが、賭けるに値するポテンシャルがあるのは確かです。
メシィアーはもともとダービー候補と言われていた逸材。前走は2カ月ぶりの実戦で直線伸びを欠きましたが、間違いなく狙いはこのレースです。1発があってもおかしくありません。
鞍上のジョン・ヴェラスケスは昨年メディナスピリットと失格により4度目となるダービージョッキーの称号を失いましたが、名手であれば1年も経たずに取り戻すことも不可能ではないと思います。
最後にクラウンプライドについて。日本ではエピセンターに次ぐ2番人気ですが、現地では17/1(18.0倍)の10番人気です。ルメール騎手はポジション取りが巧く先行力のあるため、レース傾向を考慮して前で競馬をする算段かと思います。問題はそれに馬がこたえられるかどうか。結果の良し悪しはそこで決まるでしょう。
日本では経験することのできないハイスピードのダートレース。UAEダービーから直接アメリカにわたり長期滞在している所に本気度は伝わりますが、はたしてどうでしょうか。率直には言えば難しく感じるのが本音です。
馬券はあくまでマネーゲームです。日本で買えばクラウンプライドの馬券のリターンは少なく、それを考慮しても買うべきではありません。勝ったら偉業を目の当たりにし嬉しく、負けても馬券的には正しかったと開き直れる、少々卑怯ですが、そういった立場で今年のケンタッキーダービーを迎えようと思います。
(予想以上)
レース結果
着順
順位 | 馬番 | 人気 | オッズ | 馬名 | 種牡馬 | 調教師 | 騎手 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1st | 21 | 19 | 81.0 | Rich Strike | Keen Ice | E. Reed | S. Leon |
2nd | 3 | 1 | 5.0 | Epicenter | Not This Time | S. Asmussen | J. Rosario |
3rd | 10 | 3 | 7.0 | Zandon | Upstart | C. Brown | F. Prat |
4th | 13 | 13 | 36.0 | Simplification | Not This Time | A. Sano | J. Ortiz |
5th | 1 | 5 | 11.0 | Mo Donegal | Uncle Mo | T. Pletcher | I. Ortiz, Jr. |
6th | 14 | 17 | 61.0 | Barber Road | Race Day | J. Ortiz | R. Gutierrez |
7th | 18 | 19 | 81.0 | Tawny Port | Pioneerof the Nile | B. Cox | R. Santana, Jr. |
8th | 5 | 6 | 15.0 | Smile Happy | Runhappy | K. McPeek | C. Lanerie |
9th | 9 | 12 | 32.0 | Tiz the Bomb | Hit It A Bomb | K. McPeek | B. Hernandez, Jr. |
10th | 19 | 15 | 49.0 | Zozos | Munnings | B. Cox | M. Franco |
11th | 17 | 18 | 79.0 | Classic Causeway | Giant's Causeway | B. Lynch | J. Leparoux |
12th | 12 | 2 | 6.0 | Taiba | Gun Runner | T. Yakteen | M. Smith |
13th | 7 | 10 | 18.0 | Crown Pride | Reach the Crown | K. Shintani | C. Lemaire |
14th | 2 | 11 | 24.0 | Happy Jack | Oxbow | D. O'Neill | R. Bejarano |
15th | 6 | 4 | 8.0 | Messier | Empire Maker | T. Yakteen | J. Velazquez |
16th | 15 | 8 | 16.0 | White Abarrio | Race Day | S. Joseph, Jr. | T. Gaffalione |
17th | 8 | 9 | 17.0 | Charge It | Tapit | T. Pletcher | L. Saez |
18th | 16 | 6 | 15.0 | Cyberknife | Gun Runner | B. Cox | F. Geroux |
19th | 11 | 16 | 56.0 | Pioneer of Medina | Pioneerof the Nile | T. Pletcher | J. Bravo |
20th | 4 | 14 | 37.0 | Summer Is Tomorrow | Summer Front | B. Seemar | M. Barzalona |
※オッズはケンタッキーダービー公式HPを参照。
レース解説
騎手の覚悟と強運がリッチストライクをケンタッキーダービーの頂点へ押し上げました。
レース前この馬を見ていた観客はほとんどいなかったのではないでしょうか。
レース全体を振り返ると、もっとも注目された1番人気エピセンターが2番手集団へ控える展開となりました。先頭を行ったのはサマーイズトゥモロー。差がなくクラウンプライド、ゾゾス、メシィアーが続きました。
エピセンターが抑えた判断は間違いではありません。というのも、前半4ハロン(800m)は45秒36と超ハイペース。2番手集団のペースがノーマルなペースで、そこに1,2番人気のエピセンターやタイバ、サイバーナイフ、ホワイトアバリオなど有力馬が集いました。
3~4コーナーあたりまでは、この隊列で流れましたが、終盤いよいよ各馬が仕掛けに入ります。一杯になった逃げるサマーイズトゥモローが失速し、日本馬クラウンプライドが先頭になりますが、勢いがあったのは3番手だったメシィアー。この馬がクラウンプライドを後目に抜けですと、逃すまいと2番手集団からエピセンターが先頭へ進出。4角過ぎでこの2頭が抜け出します。
しかし、やはり序盤のハイペースが響いたのか、先頭集団にいたメシィアーは直線半ばで失速。エピセンターが単独で先頭に立つと、次はザンドンが外からエピセンターを猛追。観客はこの2頭のマッチレースを包み込むように湧きました。
しかし勝ち馬はそこにはいませんでした。メシィアーが沈んでできた内側のスペースから赤帽の馬が突っ込んできます。序盤に内の陰に隠れ観客の視線から消えていたリッチストライクです。
瞬く間にエピセンター・ザンドンを差しきってしまいました。「いったい何の馬が飛んできたのか!?」唖然とする観客をよそにレースは止まることなく、そのままゴールイン。1着になったのは何とブービー人気リッチストライク、2着はエピセンター3着ザンドン。レースタイムは2分2秒61、半マイル (800m)45秒36、3/4マイル(1200m)1分10秒34でした。
勝因は簡単にまとめると3つ。1つは馬の能力、2つは超がつくほどの好騎乗です。勝ち馬は大外枠・ブービー人気で直前まで出走すら危うかった馬。ある意味そういった悪条件が腹をくくった騎乗に繋がりました。スタート後は内側へ刺さるほどの大胆な騎乗で見事インコースを確保しました。
そして3つ目は運。先行争いには目もくれず一発を狙い後方からレースをすすめた勝ち馬ですが、通常であれば前が壁になり思うように走れません。ただ今回はきれいに内側にウイニングロードが開けました。リプレイを見ても特に進路どりに苦戦することがなく、馬のスピードはゴールラインへ伸び続けています。
「ダービーという生涯1度の勝負だからこそ生まれる奇跡が今年も起こった。」そんな感じでしょうか。大混戦の148度目のケンタッキーダービーは世界1の強運を味方につけたリッチストライクが頂点に輝きました。