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【アメリカ競馬】GⅠフロリダダービー2022の出走馬・結果(Road to the Kentucky Derby)

GⅠフロリダダービー2022(Florida Derby) 出走馬・結果

2022年4月2日(現地時間)にGⅠフロリダダービーが開催されました。ケンタッキーダービーへの重要な前哨戦です。米国東海岸のNO1を決めるレースといっても過言ではありません。

 

今年は抜けた1人気はおらず、GⅡファウンテンオブユースを制したシンプリフィケーションや、そのシンプリフィケーションを前走で破っているホワイトアバリオ、その他重賞初挑戦のチャージイットなども人気に推される接戦でした。

 

そんななか勝利したのはホワイトアバリオでした。直線で逃げるシンプリフィケーションを楽にとらえると後続の接近を振り切り勝利。完勝でした。本番ケンタッキーダービーでもこの差し脚は間違いなく注目の的になるはずです。

 

このページではGⅠフロリダダービーの出走馬・結果をまとめています。

 

【目次】

開催情報‐information-

日程 -Date-

2022年4月2日(土)PM6:38(米国東部)

※日本時間3日(日)AM7:38 ※時差13時間

コース -Track-

ガルフストリームパーク競馬場


距離 -Distance-

ダート1800m(1・1/8 マイル)

 

出走予定馬 -Likely field-

出馬表
馬番 馬名 調教師 騎手 前走
1 Strike Hard Flashback M. Williams J. Alvarado 4th, 2022 Sam F. Davis (G3)
2 Classic Causeway Giant's Causeway B. Lynch I. Ortiz, Jr. 1st, 2022 Tampa Bay Derby (G2)
3 Simplification Not This Time A. Sano J. Ortiz 1st, 2022 Fountain of Youth (G2)
4 King Of Truth Into Mischief A. Sanchez J. Morelos 2nd, GP Str (3/16/2022-R2)
5 Pappacap Gun Runner M. Casse E. Gonzalez 8th, 2022 Risen Star (G2)
6 Charge It Tapit T. Pletcher L. Saez 1st, GP MSW (2/12/2022-R9)
7 White Abarrio Race Day S. Joseph, T. Gaffalione 1st, 2022 Holy Bull (G3)
8 Cajun's Magic Cajun Breeze M. Yates J. Rios 5th, 2022 Holy Bull (G3)
9 O Captain Carpe Diem G. Delgado J. Rosario 3rd, 2022 Fountain of Youth (G2)
10 Clapton Brethren J. Alvarado E. Jaramillo 1st, GP Allow (3/24/2022-R8)
11 Steal Sunshine Constitution B. Dibona L. Reyes 2nd, GP AlwOC (3/2/2022-R4)

結果-result-

着順 馬番 人気   馬名 調教師 騎手
1 7 2 3.9 White Abarrio Race Day S. Joseph, T. Gaffalione
2 6 3 4.2 Charge It Tapit T. Pletcher L. Saez
3 3 1 3.3 Simplification Not This Time A. Sano J. Ortiz
4 5 6 17 Pappacap Gun Runner M. Casse E. Gonzalez
5 9 5 16.6 O Captain Carpe Diem G. Delgado J. Rosario
6 11 8 76 Steal Sunshine Constitution B. Dibona L. Reyes
7 1 7 21.6 Strike Hard Flashback M. Williams J. Alvarado
8 8 9 90.6 Cajun's Magic Cajun Breeze M. Yates J. Rios
9 4 11 155.1 King Of Truth Into Mischief A. Sanchez J. Morelos
10 10 10 140.8 Clapton Brethren J. Alvarado E. Jaramillo
11 2 4 4.7 Classic Causeway Giant's Causeway B. Lynch I. Ortiz, Jr.
レーズ実況メモ

1番人気は前走ファウンテンオブユースを制しKYダービー出走を確実にしているシンプリフィケーション。2番人気に重賞初挑戦のチャージイット、3番人気はGⅡホリブルSで1人気シンプリフィケーションを破っているホワイトアバリオでした。

 

ハナを切ったのは2番枠から好スタートをきったクラシックコーズウェイ。前走タンパベイダービーを制した時と同様に逃げの態勢に入りました。ただ、そこを簡単に逃げさせなかったのが隣枠3番からスタートした1人気シンプリフィケーション。クラシックコーズウェイに覆いかぶさるように外側から馬体を合わせてついていきました。この2頭に5番パパキャップを加えた3頭が1番手集団でレースを引っ張りました。そこから1馬身くらいあけた2番手集団に、チャージイットとホワイトアバリオが続きます。

 

前半800m(1/2マイル)が47秒24とタイム的には早くもなく遅くもないミドルペースでしたが、3頭で競り合っていたためか、終盤になるにつれ順位の変動が激しくます。初めに様子が変わったのがクラシックコーズウェイ。順調に先頭を走っていましたが3コーナー辺りで失速しました。これを機にペースは加速し、先頭に立ったシンプリフィケーションとほとんど差がなくパパキャップの2頭が熾烈に争うなか、2番手集団のホワイトアバリオとチャージイットも前へ接近すると、直線へ向く頃には4頭の差はなくなり一団となっていました。

 

なんとか先頭を守りたいシンプリフィケーションでしたが、後方から前へ進出した2頭の方が勢いが優っていました。ホワイトアバリオがシンプリフィケーションを外から交わし一気に先頭に立つと、それを追うチャージイットも大きい馬体のバネをしならせて抜け出したホワイトアバリオへ接近。一時はチャージイットの勢いが優勢にみえましたが、追うチャージイットは内ラチ沿いへの斜行により自身の勢いを削いでしまい、肝心なところで前をかわすことは出来ず。経験の差が勝敗を分けることになりました。

 

抜け出したホワイトアバリオが1着、2着にチャージイット、1人気シンプリフィケーション2着を守れず3着で入線、はなれて4着にパパキャップが入りました。レースタイムは1分50秒64(1マイル=1分36秒55、1/2マイル=47.24)でした。

レース映像