12月12日(日)に行われる香港国際競争!香港ヴァーズ・スプリント・マイル・カップ4つのGⅠが同日に開催されます!
以前の記事で取り上げた際は膨大な数の登録馬がいましたが、いよいよ出走予定馬が明確になってきました!
枠番が決まるのは12月9日ですが、ここでは各レースの出走予定馬を紹介していきます。
国 |
馬名 |
出生国 |
歳 |
性 |
調教師 |
GB |
Pyledriver |
GB |
4 |
牡 |
William Muir |
JPN |
Glory Vase |
JPN |
6 |
牡 |
Tomohito Ozeki |
HK |
Columbus County |
NZ |
6 |
セン |
Caspar Fownes |
JPN |
Stay Foolish |
JPN |
6 |
牡 |
Yoshito Yahagi |
IRE |
Mogul |
GB |
4 |
牡 |
Aidan O’Brien |
HK |
Reliable Team |
NZ |
6 |
セン |
Frankie Lor |
HK |
Butterfield |
BRZ |
6 |
セン |
Danny Shum |
FR |
Ebaiyra |
USA |
4 |
牝 |
Alain de Royer Dupré |
調教師 |
A.オブライエン |
生産者 |
Newsells Park Stud |
馬主 |
クールモア |
通算成績 |
15戦5勝[5-1-2-7] |
主な勝ち鞍 |
20パリ大賞 20香港ヴァーズ |
エイダン・オブライエンが管理するイギリスの4歳馬。日本馬の出走がなかった昨年の香港ヴァーズを勝利している。当レースのほか、フランスGⅠのパリ大賞も制しており、このレースは今年のジャパンカップに出走した全兄ジャパンと兄弟での連覇達成となり話題を呼んだ。今年はガネー賞の3着が最高着順。クロノジェネシスの出走したドバイシーマクラシックでは7着に惨敗も含む4戦全敗。昨年ほどの勢いはないものの、得意とするシャティンの舞台でキャリア3度目となるGⅠ制覇を狙う。
パイルドライヴァー
Harbour Watch |
Acclamation |
Gorband |
La Pyle |
Le Havre |
Lidana |
調教師 |
W.ミューア&C.グラシック |
生産者 |
Knox & Wells Limited & R Devlin |
馬主 |
La Pyle Partnership |
通算成績 |
13戦6勝[6-2-1-4] |
主な勝ち鞍 |
21,コロネーションカップ |
現在もっとも勢いがあるのはこの馬かもしれない。パイルドライヴァ―は昨年の英セントレジャーで3着に健闘し名を挙げると、今年のコロネーションCでGⅠ初勝利。上記のモーグルにも勝利を収めている。デビューよりほぼ全てのレースで鞍上を務めるM.ドワイヤー騎手は今回も騎乗予定。本場はシャティン競馬場は初めてとなるが、父ハーバーウォッチの産駒には香港でGⅠを2度制覇したことがあるワイククがいる。血統的にもこの舞台で好走して全くおかしくない。
コロンバスカウンティ
Redwood |
High Chaparral |
Arum Lily |
Spirit Of Sandford |
Kilimanjaro |
Dastaria |
調教師 |
C.ファウンズ |
生産者 |
D W Mayers & Mrs S J Taylor |
馬主 |
Mr & Mrs Hamen Fan Shi Hoo, Alex Fan Chen Yen Et Al |
通算成績 |
19戦2勝[2-4-2-11] |
香港ヴァーズでは欧州・日本勢におされ気味の現地香港馬。しかし、今年は有力馬コロンバスカウンティがいる。現在6歳と今年は勝ち星から遠ざかっているが、昨年香港ヴァーズで3着に健闘。勝利したモーグル、そして香港の英雄エグザルタントに次いでの入線だった。今年6月でターフを去ったエグザルタントが2018年に勝利して以降、3年間奪われたままのVaseを今年こそは何としても取り返したいところだ。
国 |
馬名 |
出生国 |
歳 |
性 |
調教師 |
HK |
Hot King Prawn |
AUS |
7 |
セン |
John Size |
JPN |
Pixie Knight |
JPN |
3 |
牡 |
Hidetaka Otonashi |
JPN |
Danon Smash |
JPN |
6 |
牡 |
Takayuki Yasuda |
HK |
Wellington |
AUS |
5 |
セン |
Richard Gibson |
HK |
Lucky Patch |
NZ |
5 |
セン |
Francis Lui |
HK |
Sky Field |
AUS |
5 |
セン |
Caspar Fownes |
HK |
Computer Patch |
AUS |
5 |
セン |
Tony Cruz |
HK |
Naboo Attack |
AUS |
5 |
セン |
David Hayes |
HK |
Amazing Star |
NZ |
7 |
セン |
Jimmy Ting |
HK |
Stronger |
AUS |
5 |
セン |
Douglas Whyte |
HK |
Courier Wonder |
NZ |
4 |
セン |
John Size |
JPN |
Resistencia |
JPN |
4 |
牝 |
Takeshi Matsushita |
ラッキーパッチ
調教師 |
K.ルイ |
生産者 |
G Harvey |
馬主 |
Patch Syndicate |
通算成績 |
15戦5勝[5-3-3-4] |
昨年の11月にデビューしたラッキーパッチはGⅠレースこそ未経験なものの、スプリント戦では8戦4勝2着2回3着と4着が1回ずつと、一度も掲示板を外さない堅実な走りを見せている。前走のジョッキクラブスプリントでは、並み居る強豪を抑え見事勝利。もちろん香港馬だけのレースではあるが、走破タイムは1分7秒98と、昨年ダノンスマッシュが制した香港スプリントの1分8秒45を上回るものだった。これを観ればすでに香港トップクラスのスプリンターといって過言ではない。
All Too Hard |
Casino Prince |
Helsinge |
Mihiri |
More Than Ready |
Danoise |
調教師 |
R.ギブソン |
生産者 |
Kia Ora Stud Pty Ltd |
馬主 |
Mr & Mrs Michael Cheng Wing On & Jeffrey Cheng Man Cheong |
通算成績 |
11戦7勝[7-1-0-3] |
主な勝ち鞍 |
チェアマンズスプリントプライズ |
ウェリントンもラッキーパッチ同様に昨年デビューした香港の5歳馬。今年上半期に条件戦で勝利を重ね、4月に行われたチェアマンススプリントでの勝利がGⅠ初制覇となった。このレースでは日本のダノンスマッシュも出走し6着に敗れている。およそ半年ぶりの出走となったジョッキークラブスプリントでは7着と完敗に終わったが、当初より目標は香港スプリントと公言しているだけあり、前走からの上積みは間違いないと言っていい。
クーリエワンダー
Sacred Falls |
Oreilly |
Iguazu's Girl |
Fabulist |
Savabeel |
Fontaine |
調教師 |
J.サイズ |
生産者 |
Waikato Stud Ltd |
馬主 |
Mr & Mrs Chadwick Mok Cham Hung |
通算成績 |
7戦5勝[5-0-0-2] |
クーリエワンダーは2頭よりさらに若い4歳牡馬。昨年デビューから5連勝で重賞を制覇。一気にスプリント戦線の有力馬にまで格を挙げた。ここ2戦は連続して5着と勝ち星から遠ざかっているものの、香港スプリントでもデビューよりコンビを組むモレイラ騎手が騎乗予定。香港のスターが数ある騎乗馬の中から選んだ1頭というだけで、なかなか無視することは出来ない。連敗中とはいえ決して侮れない存在だ。
国 |
馬名 |
出生国 |
歳 |
性 |
調教師 |
HK |
Golden Sixty |
AUS |
6 |
セン |
Francis Lui |
JPN |
Danon Kingly |
JPN |
5 |
牡 |
Kiyoshi Hagiwara |
JPN |
Indy Champ |
JPN |
6 |
牡 |
Hidetaka Otonashi |
HK |
Waikuku |
IRE |
6 |
セン |
John Size |
HK |
More Than This |
GB |
5 |
セン |
Danny Shum |
JPN |
Salios |
JPN |
4 |
牡 |
Noriyuki Hori |
JPN |
Vin de Garde |
JPN |
5 |
牡 |
Hideaki Fujiwara |
HK |
Sky Darci |
NZ |
5 |
セン |
Caspar Fownes |
HK |
Healthy Happy |
AUS |
5 |
セン |
Frankie Lor |
HK |
Excellent Proposal |
AUS |
5 |
セン |
John Size |
HK |
Lucky Express |
AUS |
5 |
セン |
John Size |
IRE |
Mother Earth |
IRE |
3 |
牝 |
Aidan O’Brien |
ゴールデンシックスティ
調教師 |
K.ルイ |
生産者 |
Asco International Pty Ltd |
馬主 |
Stanley Chan Ka Leung |
通算成績 |
19戦18勝[18-0-0-1] |
主な勝ち鞍 |
20香港マイル 21香港チャンピオンズマイル |
香港競馬史上最強との呼び声も高いゴールデンシックスティ。現在すでに7歳と古豪だが、今年も4戦全勝。キャリア通算19戦18勝。ここ2年以上負けがないという成績。すべてシャティン競馬場で走っており競馬場への適性も抜群だ。唯一日本馬と対戦した昨年の香港マイルでは、アドマイヤマーズを4 1/4馬身ほどちぎっての快勝だった。これを聞くと他馬につけ入る隙は無いように思える。強いて言えば、今年はアタマ差・1馬身など僅差での決着が多くなってきている。はたして2年間続く彼の一強の時代に終止符を打つ馬はでてくるのか。
ワイクク
調教師 |
J.サイズ |
生産者 |
Shane Molan |
馬主 |
Jocelyn Siu Yang Hin Ting |
通算成績 |
23戦8勝[8-5-2-8] |
前哨戦となるジョッキークラブマイルでゴールデンシックスティに1馬身へ迫ったワイクク。この馬が相手筆頭とみられている。一昨年の香港マイル2着、昨年のチャンピオンズマイルで3着と勝利こそ少ないものの、毎回堅実に走るの特徴だ。ただ王者と比較すると戦績・実力ともに劣ってしまう。ゴールデンシックスティが4馬身以上離したアドマイヤマーズに、ワイククも2度対戦しているが2回ともアドマイヤマーズみ先着を許している。
マザーアース
Zoffany |
Dansili |
Tyranny |
Many Colours |
Green Desert |
First Of Many |
調教師 |
A.オブライエン |
生産者 |
Grenane House Stud |
馬主 |
クールモア |
通算成績 |
17戦3勝[3-5-6-3] |
主な勝ち鞍 |
英1000ギニー |
マザーアースはエイダン・オブライエンが管理する3歳馬。今年の英1000ギニーを制覇している。父ゾファニーは2010年前後に活躍したアイルランドのマイル~中距離で活躍したGⅠ馬。国際レースでの活躍は少ないが、同時期の英国に怪物フランケルがいたため致し方ない。マザーアースはシーズンを終えている欧州からの参戦とあり、ベストな状態で望めるかが疑問点だが、17戦中14回は3着内という堅実な走りは見逃せない。一驚の牙城を崩れるレースで、斤量に恵まれる3歳牝馬の1発というのは良くあるパターン。予想印をつけるなら〇△などよりも☆が似合うような不気味な雰囲気を醸し出している。
国 |
馬名 |
出生国 |
歳 |
性 |
調教師 |
HK |
Ka Ying Star |
GB |
6 |
セン |
Tony Cruz |
HK |
Panfield |
CHI |
5 |
牡 |
Tony Millard |
HK |
Glorious Dragon |
IRE |
6 |
セン |
Francis Lui |
JPN |
Hishi Iguazu |
JPN |
5 |
牡 |
Noriyuki Hori |
HK |
Russian Emperor |
IRE |
4 |
セン |
Douglas Whyte |
HK |
Tourbillon Diamond |
AUS |
5 |
セン |
Danny Shum |
HK |
Berlin Tango |
GB |
4 |
セン |
Tony Cruz |
GB |
Dubai Honour |
IRE |
3 |
セン |
William Haggas |
IRE |
Mac Swiney |
IRE |
3 |
牡 |
Jim Bolger |
IRE |
Bolshoi Ballet |
IRE |
3 |
牡 |
Aidan O’Brien |
JPN |
Lei Papale |
JPN |
4 |
牝 |
Tomokazu Takano |
JPN |
Loves Only You |
JPN |
5 |
牝 |
Yoshito Yahagi |
Pride Of Dubai |
Street Cry |
Al Anood |
Mondelice |
Montjeu |
Compelling |
調教師 |
W.ハガス |
生産者 |
Macha Bloodstock & Meridian International |
馬主 |
Mohamed Obaida |
通算成績 |
9戦4勝[4-2-0-3] |
日本馬がもっとも得意とする香港カップ。現地の評価をみてもラヴズオンリーユーが本命とみられている。ただ、もちろん強敵はいる。その筆頭がドバイオナー。まだキャリアの浅い3歳馬ながら、今年後半から連勝を重ね、遂には英国競馬を締めくくるGⅠチャンピオンステークスで2着に健闘した。このレースには2021英ダービー勝ち馬のアダイヤーや、欧州中距離路線でトップを走るミシュリフも出走しており、決して相手に恵まれたわけではない。この走りがフロックでなかったとすれば、今回日本馬の脅威になることは間違いない。
調教師 |
K.ルイ |
生産者 |
Team Hogdala Ab |
馬主 |
LWF Family Syndicate |
通算成績 |
28戦5勝[5-5-3-15] |
ジョッキークラブカップの勝ち馬リライアブルチームが香港ヴァーズへ出走のため、他レースと比べ現地馬が手薄に感じる香港カップ。その中から香港GⅠでの常連グロリアスドラゴンを紹介する。過去に数多くGⅠに出走しているが、エグザルタント・ゴールデンシックスティといったトップクラスの馬には届かず、未だGⅠ未勝利。今年のクイーンエリザベス2世Cではラブズオンリーユーを始めとする日本馬4頭に先着を許す6着に大敗と多少の見劣りは否めない。このように成績だけ言えばイマイチではあるが、香港カップの前哨戦にあたる前走のジョッキークラブカップでは3着に入線と復調の気配も見せている。人気薄の勝利も少なく無い香港カップ。現地馬を侮ることはできない。
参考レース
2021 ジョッキークラブカップ シャティン芝2000m
youtu.be
着 |
名前 |
出走予定 |
1着 |
リライアブルチーム |
ヴァーズ |
2着 |
カーインスター |
カップ |
3着 |
グロリアスドラゴン |
カップ |
4着 |
コロンバスカウンティ |
ヴァーズ |
5着 |
ロシアンエンペラー |
カップ |
: |
|
|
7着 |
パンフィールド |
カップ |
2021 ジョッキークラブマイル
youtu.be
着 |
名前 |
出走予定 |
1着 |
ゴールデンシックスティ |
マイル |
2着 |
ワイクク |
マイル |
3着 |
スカイダーシー |
マイル |
4着 |
モアザンディス |
マイル |
2021 ジョッキークラブスプリント
youtu.be
着 |
名前 |
出走予定 |
1着 |
ラッキーパッチ |
スプリント |
2着 |
ナブーアタック |
スプリント |
3着 |
スカイフィールド |
スプリント |
4着 |
コンピューターパッチ |
スプリント |
5着 |
クーリエワンダー |
スプリント |
6着 |
ストロンガー |
スプリント |
7着 |
ウェリントン |
スプリント |
8着 |
ホットキングプローン |
スプリント |
: |
|
|
10着 |
アメージングスター |
スプリント |
着順 |
馬番 |
出走予定 |
1 |
パイルドライヴァー |
ヴァーズ |
: |
|
|
3 |
ジャパン |
取り消し |
: |
|
|
6 |
モーグル |
ヴァーズ |
着 |
馬名 |
出走予定 |
1 |
ミシュリフ |
出走無 |
2 |
クロノジェネシス |
出走無 |
3 |
ラヴズオンリーユー |
カップ |
: |
|
|
7 |
モーグル |
ヴァーズ |
BCF&Mターフ
着 |
馬名 |
出走予定 |
1 |
ラヴズオンリーユー |
カップ |
着順 |
名前 |
出走予定 |
1 |
シリウェイ |
出走無 |
2 |
ドバイオナー |
カップ |
3 |
マックスウィニー |
カップ |
4 |
ミシュリフ |
出走無 |
5 |
アダイヤー |
出走無 |