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歴代名馬のJCを分析!アーモンドアイは最後も勝ち切るのか!?

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JAPANCUP


東京2400mは誤魔化しがきかないコース

 「東京2400mは強い馬が勝つ」とよく言う。中山や阪神といった小回りコースでなく府中2000mのように枠の優劣がない終始広々とした走りやすいコース。それが東京2400mのコースだ。

アーモンドアイはこれで引退。引退レースに東京2400m。舞台としては申し分ないが結果を求めるのはどうだろう。少し酷ではないだろうか。

前走2000mではよい脚は見せたものの全盛期の切れ味は消えていた。あれから距離を400mも延長となると不安が募る。個人的にはアーモンドアイが勝つ可能性はないと考えている。

ただこう言っていても説得力がない。なので今回少し変わった視点からのデータを紹介したい。それは「引退年にJCを走った名馬のデータ」だ。

 

歴代の名馬たちが挑んだ引退年のJC

 さっそくデータをお見せしたい所だが、まず名馬の定義から説明する。今回はGⅠを3勝以上している馬を名馬の定義とした。この基準の根拠は「引退レースとして注目されるのは、それくらいのレベルからだろう」という筆者の勝手な判断だが、やはり2勝を含めると名馬という言葉に負けてしまう馬が含まれる。そのため3勝を基準にした。

GⅠ3勝以上、そして引退年にJCに出走した馬は全部で17頭いた。まずは以下の表から17頭の豪華ラインナップ、そしてGⅠレースの勝率をそれぞれ見てほしい。

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そうそうたるメンバーだ!まさに名馬ばかり。(シンボリルドルフウォッカは厳密には翌年春海外レースで引退。ただ国内では年内最後のため引退年を繰り上げて計算。)この馬たちだけでGⅠ85勝と驚異的な数字。ただ今回見てほしいのは引退年の数字だ。後でJCのデータについても述べるが、上記の引退年のGⅠ勝率もかなり興味深い数字となっている。

通算勝率よりも引退年の勝率が低い馬が半数以上いる。それに4歳で引退した馬(赤ライン)を除けば勝率が上昇しているのはウォッカとオグリ、キタサンとジャスタウェイの4頭。それにキタサンやジャスタウェイは晩成型だ。やはり大半の馬が引退年の成績はイマイチと言っていい。さらに5歳まで続けるとどんなに強くても大半の馬が衰えとともに成績を落とすということも読み取れる。

次に引退年に挑んだJCについてだ。

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JCの成績

もちろんどの馬も上位人気で臨んでいるが、勝利しているのは17頭中6頭。5歳以上に絞るとたった2頭しか勝利した馬はいない。なかでも前年度制覇しているジェンティルドンナゼンノロブロイ、秋古馬3冠で他の2つを制覇したのにも関わらずJCだけ敗れたシンボリクリスエスなどをみると、晩年にJCを勝利することがいかに難しいかがよく分かる。

勝率は全頭でも35%5歳以上だと20%にまで下がる。複勝率を見るとある程度は馬券内に収まっているように感じるが、このデータは全てGⅠを3勝以上している名馬の数値であることを考えれば、決して高い確率とは言えないだろう。

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勝率・連体率・複勝

アーモンドアイは最後も勝ち切るのか
以上のことを踏まえてみると、やはり今のアーモンドアイにはJCを勝ちきれないと考えるのが妥当な考えだろう。たしかにアーモンドアイは上記の名馬のどの馬よりも多くGⅠを勝利した史上最強馬。ただ5歳まで続けたことで衰えをみせてきているのは確かだ。さらに今回の相手は無敗の3冠馬が2頭。普通の相手でも勝つことが難しいレースなのにも関わらず、この相手はいくらなんでもヘビーすぎる。

 5歳で制覇したウォッカブエナビスタは共に相手に恵まれた印象がある。ウォッカが制した時の2番人気はオウケンブルースリブエナビスタの時1番人気は外国馬のデインドリーム。当時は凱旋門賞馬来日で沸いたが、冷静に考えれば外国馬に府中2400mは向いていない。となるとやはり相手がそこまで強くなかったとも考えられる。

なぜ陣営は有馬でも香港でもなくジャパンカップを選んだのか。コロナの影響か、ファンへの恩返しか、それとも愛馬への自信か。どちらにせよ陣営の決断に感服の一言だ。できることならレースを迎えずこの高揚感に浸り続けたいものだ。

ただ予想は冷静にしなければいけない。

そうなるとやはり。。。

最後にもう一度言う。

今回アーモンドアイは絶対に勝たない。

そして1着はコントレイルとデアリングタクトのどちらか。予想は残り数日かけてゆっくり決めようと思う。 

 

↓↓↓ 11月27日更新 ↓↓↓

いよいよ明日東京12Rで行われる、

ジャパンカップの馬券予想を公開します!!

◎コントレイル

3強の中で能力最上位。アーモンドアイは強敵ですが既に5歳、全盛期の強さは陰りを見せています。斤量有利のデアリングタクトの追い込みを僅かな差でしのぎ1着になるのはコントレイルしか考えられません。

〇デアリングタクト

ローテ、斤量が圧倒的に有利です。もし3強の中で一番外枠に入ったら文句なしに本命だったのですが、、、。鞍上の松山騎手が個人的には不安です。これまでの3冠レースも完璧な騎乗とは言えず、鞍上の経験では圧倒的に劣ります。

▲カレンブーケドール

先週の見ると1枠は絶対に消すべきですが、今週のレースを見て考えが変わりました。皆完全に内を避けていて1枠でもある程度走りやすい真ん中を走れています。むしろ外枠の追い込み馬がさらに大外を回されている印象。よって内枠の不利も無いと考え3番手評価です。 

△アーモンドアイ 

おそらく1番人気になるでしょう。ただ勝ちは無いと考えています。今週の馬場はアーモンドアイに向く馬場になってきているため、馬券内の可能性はありますが、やはり引退レースに東京2400mのジャパンカップは厳しいです。

△キセキ 

面白い枠に入りました。外枠なら後方からのレースが妥当ですが、内枠に入った以上もしかしたら先行する可能性も考えられます。この馬は今の重い馬場が大の得意。他の伏兵馬は勝つイメージが湧きませんが、キセキなら一発があってもと考えられます。

△クレッシェンドラブ

今の東京競馬場はかなりタフな状況です。スピードでは他の馬にかないませんが、持ち前のタフさで最後の直線しぶとい脚でジリジリと伸びてくることを期待。クレッシェンドラブのような動きが重い馬の扱いが内田騎手は大得意です

マカヒキ

ジャパンカップの穴馬は7歳馬から!ジャガーメールとトーセンジョーダンに続いて波乱を呼ぶのはこの馬でしょう。

×グローリーヴェイズ 

能力的には4番手ですが、大外のため評価を下げました。先行したい馬のため大外枠からのスタートである程度序盤から加速が必要。それが響き最後の直線で伸びを欠かないか心配です。

 

買い目はコントレイル1着固定、デアリングタクトとの3連単2頭軸で5頭に流します!今日の惨敗を活かして明日は絶対勝ちます!!

 

読んで頂きありがとうございました。

明日はみんなで楽しみましょう!!